先日4月29日の文章で直近7日間の陽性率について下記のように書いた。

(引用)

大阪の陽性率はここ数日8%弱くらいだが、東京の陽性率は数日前6%弱だったのが27日時点で6.4%と伸びている。

(引用終わり)

では今日の時点ではどうなっているだろうか。大阪は11日時点で6.8%、東京は9日時点で7.9%である(同じ日付を探すのがめんどくさいので、とりあえず公式サイトの一番目立つところに書いてあった数字を見る)。大阪は少なくとも検査体制だけ見れば先月末より改善しているように思える(比較の話であって、約7%ではかなりの検査不足に変わりはない)。東京は明らかに検査数を増やせておらず、悪化の一途である。

現在東京と大阪で見かけの感染者数は同じくらいになっており、陽性率の差を見ると、東京の方が大阪より実際の感染者数は多そうだということがうかがえるが、実際にどんな具合かは検査を増やしてみないとわからない。なんにせよ、対象の多さに対して検査がかなり不足している状態では、数字の信頼性も落ちてしまう。

加えて先日の文章にも書いたが、重要なのは検査数のみではなく検査対象が適切にピックアップされているかもあり、これができていなければ陽性率は不適正に低く出てしまう。私は東京都の検査体制でこれができているとは全く思っていないので、約8%でも実際よりかなり低めに出ているのではないかと思っているのだけど、低めに出ているとしても8%は極めて検査数が不足していることには変わりがない。

東京の方が感染者数は多そうにも関わらず、大阪の方が状況が悪い(医療崩壊とすら言われる)ように見えるのは、大阪の医療体制が脆弱だからだろうと思う。アテにして比較して良い数字なのかは知らないが、入院患者病床使用率は5日時点で東京39%大阪83%、重症患者病床使用率は東京38%大阪80%と雲泥の差である。患者数は概ね同数程度なので、完全に病床数の差、つまり医療体制の差である。東京のキャパが元々大きいところはあるかと思うが、大阪は大阪で東京に次ぐ自治体である。維新政治のツケといったところだろうか。

とりあえず都民としては東京の検査数を増やして欲しいところだけども。さすがに陽性率上がるペースがエグい。2週間くらいで約6%→約8%になるのはやばいって。