ウィキッド ふたりの魔女を見た。3月21日、TOHOシネマズ立川立飛にて、IMAX字幕版。

オススメ度★★★★☆

中学時代に知ってからずっと見てみたかったミュージカルの映画化とあらば見ないわけにはいかない。

ミュージカル映画を許容できるなら間違いなくオススメ。
楽しむためのハードルが高い、難しい映画、というわけでもないし。

ただ前提として、オズの魔法使いの映画か原作小説どちらかだけでも履修しておいた方がよいと思う。
あらすじだけ見れば短いものだけど、ウィキッドの美術などはオズ映画を基本にしているし、話はオズ原作だけの要素もふまえているように見える。自分は映画版だけ観て原作未読のため、そのへんは分からなかった。例えば映画でのルビーの靴はもともとの原作だと銀の靴となっており、そう言われてみるとなんだか気になる銀色の靴がウィキッドにもちらりと出てくる。
なので、どちらかというとオズ原作のストーリーをベースにしているような気がする。

基本的には魔女二人の友情が話の軸で、百合……と言うには男がだいぶ出張ってくるけど……個人的には百合と言える範囲。女女クソデカ感情モノというのがおれの百合の定義なので……。

ミュージカル映画ということで歌にも期待をして見に行った。さすがにOver The Rainbowほどインパクトのある曲はないように思われたが、それにしても観ていくうちに段々こちらの気持ちが歌に乗ってきて楽しめた。特にDefying Gravityは話の展開も映像も含めて盛り上がった。この機会にもっと流行ってもいい曲だと思うのだけど。
しかし何回かOver The Rainbowの入りだけやってキャンセルするような曲があったのはちょっと面白かった。