雑記
250116雑感

明日からブルアカふぇすだ。17、18、19日の3日間あり、自分は17日と19日に行く予定だ。
VRチケットが当たらなかったのが痛いところ。一回目の抽選の時に、5つまで応募できる注意書きを誤解して1つしか申し込まなかったのが致命的なミス。当たっていれば普段メガネのところコンタクトレンズを購入してでも臨むつもりだったのに。昨年のVR(ユウカ、ノア、コユキ)が、メガネなしでめちゃくちゃ頑張ったけれども非常に満足度が高かったので、今年のが見れないのは辛い。

前にも書いたかもしれないが、昨年のブルアカふぇすでは、自分はファストチケット整理番号1番だった思い出がある。つまり、3rdAnivふぇすに最初に足を踏み入れた4人に入る(入場自体は4列だったので)。だからどうしたという話なのだけど、こういうイベントで、しかもあの規模で整理番号1番というのは初めてで、嬉しかった。
だからというわけではないが、3rdAnivふぇすは結構自分にとって思い入れがある。これも特に特別なことがあったわけではない。自分の無計画さや見通しの甘さが原因で、アトラクションは全て楽しみきれなかったし、フードも食べられなかった。しかし、3rdAnivテーマソングの「澄んだ青空、萌ゆる心」を聴くと込み上げてくるものがある程度には没頭して楽しめたなと思う。

今、明日のプランを練っているのだけど、色々考えた結果、無計画で行こうと思う。今回のファストチケット整理番号はかなり後ろの方なので、入った頃には既にステージも始まっていそうだし並ぶところは並んでいそうだ。前回の感覚で考えると、立ち回りでどうこうなるレベルではない。
DJステージまでの間はゆっくりフラフラと楽しもう。

グッズを何を買うか検討するために、実物サイズの参考に前回のブルアカらいぶを見ていて気がついたのだけど、CDのたぐいを全部買い忘れていた。1月13日までの受注生産だった。終わった。
こういうものは発表されて即買うべきだと再び学んだ。

この前のシャニマスの炎上は他人事だったということもあり感情的には美琴推しの人気の毒だなあと思うだけだったのだけど、学マスのXRライブで清夏が膝を痛める演出で途中退場したら?と書いてあるのを今日見かけて、ゆ、許せねえ……という気持ちが湧き上がってきた。自分事に置き換えることができてしまったぜ……。
いや、特別清夏推しというわけではないのだけど、学マスに置き換えることができてしまうと、つらい。ライブ見に行ってそれやられたら、いくら後の公演で復帰されても、なんちゅうことするねんとなってしまう。見たいものを見られないとか貧乏くじ引かされてるとかの他にも、清夏の設定をそんな使い方することについても怒りが湧いてくるだろう。まあ、全部仮定の上の想像なのだけど。
客の感情を動かすことと感情を弄ぶことは違うんだなあ……。

この前、Amazon初売りでプロテインを買った。VALXのキャラメルマキアート味と、RAYSの塩キャラメル味。
前にも書いたように、MY ROUTINEのブルアカコラボのキャラメル味が、泡立ちが少なく溶け残りもなく味もちょうどよくスッキリしていて非常に飲みやすかった反面、同じMY ROUTINEのストイックバニラ味が極めて泡立って飲みにくかったので、前者のようなプロテインを求めていた。あと、白いと泡と泡でない部分の区別がつかず、どれくらい泡が消えたかがわからないのもバニラ味の欠点ではあった。
結論から言うと、VALXのキャラメルマキアート味も、RAYSの塩キャラメル味も、泡立ちが少なく、溶け残りもほぼなかった。泡はすぐ落ち着くし、どちらもSAVASやMY ROUTINEと比べて粉のテクスチャがサラサラしておらず湿気ってダマになっているような感じなのだけど、よく振れば溶け残りはほぼなかった。以前に飲んでいたRAYSのミルクティー味は溶け残りがそこそこ生じていたので覚悟して買ったのだけど、嬉しい誤算だった。
味に関してはまあまあと言ったところ……というか、ブルアカコラボのやつがちょっと美味しすぎた。これらも十分美味しいと思う。ただ、RAYSの塩キャラメル味に関しては、甘みが非常に激しくガツンと来るので、覚悟なしに飲むとびっくりすると思う。自分はこれくらい甘くても許容範囲だけれど。これが砂糖なら健康上飲めたものではないと思うレベルの甘さだが、所詮人工甘味料なので。
しかし、以前に飲んでいたRAYSのミルクティー味は甘みもコクも薄くシャバシャバしていたのに、塩キャラメル味でこれとは、味の振れ幅の大きいブランドだなと思う。
VALXはちょうどいい味で、キャラメル風味のカフェオレというそのままの味だが、カフェオレ味というのがそもそも飲んでて面白い味ではないなと、コンビニとかで売ってるSAVASミルクプロテインのカフェオレ味を飲んでみても思うところだ。ただ、慣れれば普段使いにはこのくらいがいいのかもしれない。
なんにしても、いい味のプロテインを買えたなと満足している。

250114雑感

ここの文章を多少なり読んだ人にはわかると思うのだけど、自分は頭が良くなく、文章力も低い。事実やデータに基づいて論理的に考えて整理した文章を書くのが苦手だし、物事に対する着眼や洞察も極めて平凡というか素朴というか、別にそれでお金をもらえる人と比較するつもりはないが、一般的に見て程度が高い方とは言えない。本も全然読まないので教養も全然足りない。

学歴上は比較的頭が良い方で、今の大学授業の成績基準がわからないものの、当時は秀・優・良・可・不可(だったかな?)の4点満点で、大学1年からずっと、だいたい平均3点くらいであった。成績上はそこそこではあったが、それ以外が極めてポンコツで、研究・実験は主体的にやらず遅々として進まないばかりかミスをして後退する始末だったし、就職活動では致命的なミスを連発して完全に失敗、新卒就職はできなかった。まあ、在学中に鬱症状を呈したのも良くなかったのだけど。
現在に至ってもポンコツなのは変わりなく、仕事では主体的に動かずミスばかりするという有様だし、プライベートでも事務作業に苦手意識があり全くできない。

(と、ここまで書いて思い出したけれど、大学時代に授業の評価が良かった要因は主にレポート提出型の授業だった(授業自体にはほとんど出ず毎回終わり際に入室して授業後レポートだけ書いてた授業で秀が出たこともある)ので、その頃は文章を評価されてたのかもしれない。)

頭が良くないので、時事についてだとか映画の内容についてだとかで気の利いた文章も書けない。素朴で雑然とした感想として書き散らかしている。映画についてあれこれ書いているのも単に備忘録であり一人遊びにすぎない。
だから、他の人のちゃんとした感想やちゃんとした文章を見ると、勝手に劣等感を覚えてしまう。そんなに色々なことを考えているのか、そんなに気を行き届かせているのか、と驚くことしきりだ。Twitterのわずか140字以内1投稿で過不足なく複雑な主張や表現をまとめている人もかなり多い。

別に自分もそうなりたいと思うわけではないけれど、人のすごさを見かけては自分は足元にも及ばないなあと思い続ける日々だ。
インターネット、SNSの発展でよりそう思うようになったのだと思う。すごい人々が簡単に目に入るから。
それが良いことかどうかはともかくとして、例えば文章で言うならば、人より粗末な文章しか書けないからと言って、書くのをやめるということは多分ないと思う。書きたいことがあるから。それはここに書くかもしれないし、SNSに書くかもしれない。
他の物事でもそういうことで、至らないからといってやめるというわけではない。
自分には人並み以上にできるということがほとんどない。自認としては全くないのだけど、見逃しているかもしれないので、ほとんどとしておく。おそらくこれは一生変わらないだろう。
何事も人より上手にできないままそれでもやっていく、というのが最大限前向きにとらえた自分の人生なのだと思う。

250113雑感

母と一緒に、どうすればよかったか?を見に行った。母は初見だが、自分にとっては二回目。
二度目見てみると、初見時は汲み取りきれなかった部分が少し見えてきた。
この映画は聞き取りやすく喋ってくれていないので、初見時聞き取りづらいシーンがかなり多い。加えて初見時はやや動揺しながら観るのでなおさらだ。正直聞き取るには限界があるが、一度通しで見たりパンフレットで周辺情報を補完したりした後に改めて聞くと、言葉の意味がわかったりすることがある。
題材がややヘビーなので、何度も見たいという人は少ないかもしれないが、何度も見る意味はある作品だなと思った。

自宅用メガネのフレームとレンズの間から硬い春雨のようなワイヤーが飛び出ていたので修理してもらった。(JINS)
レンズが致命的にズレたりしないとそんなところから部品が飛び出たりしないと思うのだけど、レンズはちゃんとついていたし、よくわからない。
まあ、メガネをつけたまま寝てしまった時に何故か下敷きにして寝ていることは時々あるのだけど……。それでワイヤーが出てくるとは思わない。
何にしてもタダで直してもらえたのでよかった。

250112雑感 シャニマス

109.0kg。

昨日からなんだかシャニマスのライブ関連で炎上していた。
今日はたまたま立川ステージガーデンを通りかかったのだけど、ちょうど上演前だったのか、シャニマスを見に来たと思われるおじさんたちが集まっていて、ああこれが炎上してた公演かと思ったものだ。

何で炎上したのか、端的に言うと、本公演はCGキャラの録画映像を上映するMRライブで、1日目夜公演にて出演キャラの一人(緋田美琴)を体調不良として途中退場させる演出がなされた(2日目では復活した)、という出来事があったらしい。該当ライブを見てないので間違ってたらごめん。
そのキャラ目当てで来た人からすれば推しの出番が削られて、何を見に来たのかよくわからなくなってしまうだろう。推しのキャラだけが貧乏くじを引かされて悲しいということもあるかもしれない。
まあ、該当キャラのこともシャニマスもほとんど知らない自分が、ファンの心情を想像してもしかたない。事実として、そのキャラ目当てで公演に参加した人のうち、非常に悲しんでいる人をTwitter上で複数人見かけたので、それが全てだと言える。そういう公演は良くない。

さて、当たり前なのだけど本公演はCG録画映像の上映に過ぎないので、リアルタイムで誰かが演じているわけではない。なので、体調不良というのもあくまで物語上の演出である。アイドルに与える試練という意味合いがあるのだろう。
これも当たり前なのだけど、通常のライブにはセトリこそあれ物語はほとんどない。劇の要素があるライブもあるが、ライブ自体は劇ではない。

しかし今回のシャニマス公演ではどうやら、アイドルライブという体のアニメ作品をやろうとしたような印象を受ける。ライブ自体が劇だから、物語がある。
ライブではなくアニメ作品なら、楽しみ方は変わってくる。アイドルライブであれば演者を応援しパフォーマンスを楽しむのが普通だが、アニメ作品なら、アニメを観る、物語を追うのが正しい楽しみ方だ。
にも関わらずあくまでライブイベントとして販売して、そこのところをぼんやりさせているから、前者のつもりで推しを見るために金と時間を払って来た人が悲しむ結果になる。

これが本当のライブで演者のアクシデントがあったなら、例えば他のライブでも実際演者の体調不良でライブに影響が出ることはあるが、突発的な不可抗力でしかたないということで受け入れて回復を祈るものだ。一方でこの公演は虚構のライブなので、体調不良は意図して作り出されたイベントで、それはしかたなくはないから、受け入れられない人もいるだろう。推しが十分に出演するという約束事があるものだと思って来たら、それを不穏な形で破られたわけだから。
ただ、それも今回の公演を「ライブ」と認識してそのつもりで鑑賞したから受け入れられないのであって、アニメ作品……映画のようなものとして通しで見るならば、体調不良演出を含めた物語がつまらないという感想こそ生まれる余地はあるが、騙されたということにはならないだろう。
まあ、ライブとして売っているわけだけど。しかも4公演分けて。

MRライブという形式は基本的に録画だと思うし、それが虚構であることは皆本来はわかっていると思うのだけど、それをどの程度まで「リアル」だと自己暗示をかけるかで捉え方は変わってくると思う。
本当のライブのように真剣に演者を応援するスタイルも良いし、録画だとわかっていながらも「本当の録画」だと思って楽しむのも良い。しかし今回の公演に適していたのは、全てが虚構の映像作品として楽しむスタイルだったのだろうと思う。自分がシャニマスのファンだったなら、今後シャニマスのコンテンツは全て「リアル」を期待せずに距離を置くことにするだろう。気持ちは地蔵である。

今回シャニマスで検索すると「実在性」というワードが頻出していて驚いた。どうやらファンにとってはそれがシャニマスの売りらしい。
しかし今回の演出はシャニマスの非実在性を強調してしまったように思う。
体調不良演出があって、ファンの反応はどうだったか?真剣にキャラの体調を心配したファンはどれだけいただろうか。それよりも運営の演出意図が気になったのでは?現実の人間が体調不良を起こした場合と比べて、同じような反応があったわけはないだろう。SNSを見れば一目瞭然だった。すぐに治って翌日には公演に復帰する非現実的展開を揶揄する声すらあった。
つまり、体調不良というセンシティブな問題を取り扱ってしまったことで、ファンの認識としての「実在」「非実在」が一気に「非実在」に寄った反応を呈してしまった。みんながシャニマスは、この公演は虚構だと元々認識していたということが浮き彫りになった。コンテンツのリアリティはファンの頭の中にあるものだから、今回の出来事はシャニマスの非実在性を改めて強調したということになる。
いや、非実在で当たり前なのだけど。

もちろん、アニメ映画の類として見るならば、虚構であることを認識して見るものなので、それでいい。
公演に参加することで虚構の世界のライブに入り込んだような気持ちになる人も多かっただろう。一種の遊園地的なアトラクションである。あるいはプリキュアのミラクルライトだとか、映画の4DX上映も一応それにあたるか。それがMRライブの売りなのかもしれない。
であれば、MRライブをライブと認識するのがやはりおかしいのかも。上述のとおりアトラクションなのでは。

Twitterで、シャニマスはフェイクドキュメンタリーをやっていくつもりか、という風な投稿を見かけた。言い得て妙だと思った。
フェイクライブ、と言うこともできる。ライブ風の映像で物語を紡ぐわけだ。
実際、今後のシャニマスのMRライブは全てフェイクライブだと認識して行くのが正しいだろう。その上で、推しの出番が突如なくなる可能性も考慮しなければならない。

ライブに関わる体調不良を演出に用い消費したことのグロテスクさを主張する人々もいた。正直けっこうその気持ちはわかる。
最近だと学園アイドルマスターの花海佑芽役の声優が体調不良で無期限活動休止になったために学マスライブから出番が急遽ごっそりなくなっている。アイマスだけでくくっても他に夢見りあむなど複数事例があるだろう。
またライブ中の体調不良として記憶に新しいのがBUCK-TICKの櫻井敦司の死去だ。結果が重大なため、BUCK-TICKファンで今回の公演に強い拒否反応を示した人も複数人見かけた。
今回の体調不良演出、単なるアニメ作品でやったならともかく、フェイクライブとして(一種のドッキリとして)やったのがグロテスクなところだと思う。

個人的には、実際の公演で観客に対してドッキリを仕掛けるのはどうかと思う。まあそれが音声トラブルとかなら可愛いものだが、体調不良となるとシャレになっていない。体調不良をドッキリにするのは、上述のとおりグロテスクな一面もある。
加えて、緋田美琴にこのような扱いをすることで、お金と時間を払って緋田美琴を見に来たのに悲しい思いをした客がいたことは歴然とした事実なので、それも良くないと思う。シンプルに客商売として良くない。事前の想定も容易なはずで、つまりわかっていて緋田美琴ファンを切り捨てたということである。

「予想は裏切っても期待を裏切ってはいけない」と言う人もTwitterで見かけた。しばしば使われる定型句だけれど、今回の出来事には非常に良くマッチしている。
上演するものがライブではない以上、ライブとして販売してライブという期待をさせるべきではなかった。
正直なところ、そんなに物語を紡ぎたいのならゲーム内のコミュでやればいいのでは?とは思うが、どうしてもライブという体のアトラクションをやりたかったのだろう。それはまあわかる。
体調不良演出も、ストーリー展開であると同時に、録画としての予定調和感を払拭する役割もあったのだろう。しかしそれこそ、予想を裏切るつもりだったのだろうと思うけれど、実際には期待を裏切るストーリー・演出だったと言える。

まあ、興味深い話題だったので色々と考えてしまった。
シャニマスファンが良いならそれで良いと思うけれど、明確に良くなかったシャニマスファンが複数いたので、まあ、優しいコンテンツであってあげて欲しいと他人事ながら思う。

MRライブ、学マスとかでやるなら一度行ってみたいとは思う。
自分はあまり声優が歌って踊ることに関心がなく、先日のデビュー公演で初めてその手のやつを観たのだけど、声優って大変だなあという感想しか出なかった。いや、良かったのだけど、キャラと声優は別なのに、フィクションのラインで現実の声優にパフォーマンスさせているので、見てて色んな意味でハラハラする。
なので、自分にとっては実際に(?)キャラが歌って踊るMRライブの方が関心が高い。CG録画なので非現実的な演出も可能だしアクシデントもなかろう。
……と思ったのだけど、それで今回のシャニマス公演みたいなことをされると困るなあ。そう考えると、今回のことで録画ライブへのある種の信用が毀損されたような気もする。

250110雑感

S&Bの、LA BETTOLA 予約でいっぱいの店シリーズが好きだ。アラビアータが一番好きで、ポモドーロ、ボロネーゼもよく食べる。
しかし昨年末頃、予約でいっぱいの店 THE PREMIUMにリニューアルされた。それに伴い、だいたい店頭で170円くらいだったのが、270円くらいにまで上がった。
味が変わったのかと言うとそうではない(変わられると困る)。湯煎以外にレンジで温めが可能になった。ただそれだけだ。
以前も別に安くはなかったが、もう高級品だ。つらい。
ちなみにポモドーロやボロネーゼには粉チーズがついているのだけど、昔昔はこれが香り高く白く粒子の細かいサラサラした美味しいチーズだったのが、ある時(だいぶ昔だが)リニューアルしてKraftのパルメザンチーズの劣化版みたいなのに変わってしまった。香りは余りなく粒子も大きく黄色い。あれもつらかった。今はもう慣れてしまったけれど。
プレミアムになって粉チーズはグレードアップしたかというと別にしていなかった。100円も値上げしたのだからそこは戻っていて欲しかった。

250109雑感 グラブルのリミチケ

グラブルがなんか炎上してたらしいので調べてみたら、リミテッド交換チケットの交換を忘れていた人のために交換期限を延長(それに伴いチケット再配布)という対応がゴネ得だ悪手だと叩かれていた。
当然それに伴って、運営に問い合せた(ゴネた)と思われる「交換しなかった人」も叩かれていた。
もちろん交換忘れで運営に問い合せた人もいたのだろうけれど、交換していない層の詳細は運営にとっては丸見えなので、交換していない人が運営にとって予想外に多かった(重要な層だった)のだろうと思う。
交換期限延長自体は誰にとっても損はないし、サマーフォーチュンのように著しく不平等なわけでもないし、対応自体もそんなに難しくないから、運営としてはまあみんな喜ぶと思ってやったのかもしれない。蓋を開けてみればむしろ叩かれて炎上するのだから運営も悩ましいところだ。

まず前提として自分はリミチケを忘れずに交換した立場なのだけど、これについては正直、運営(及び交換を忘れた人)を叩くのはあまり賛同できないな、という気持ちがある。

叩いてる人達は当然リミチケの交換を忘れなかった意識の高い騎空士なのだろうけれど、まず、交換を忘れただけの人とゴネた人を分ける必要があると思うのに、なんか交換を忘れること自体が責められているような状況に一部なっていたのがまず見ていて苦しい。意識の低い騎空士を一緒くたに仮想敵にして責め立てて排除する先にあるのはグラブルのユーザー減少だと思う。

で、そもそもこれが上述の通り誰も損や不平等を被っていないのに叩かれているのは、「ゴネ得の前例になるから」ということが主な理由として挙げられている。一度例外的な要求に対応してしまったら、その後もずっと引き合いに出されて何かある度に理不尽な要求が繰り返される、ということである。
そこから話を展開して、ゴネられた施策は廃止される(リミチケ交換チケが今後廃止される)という主張をする人も多く、批判が集まってその後開催されていないサマーフォーチュンを引き合いに出す人も多い。(サマフォになんの不満も抱かなかった人の意見なのだろうと思うが)

まず、ゴネ得になって運営が苦労する、というのはユーザーが心配する事柄ではないと思う。運営はユーザーが心配する以上の事を百も承知のはずだ。
理不尽な要求が増えることは後述するとおり様々な要求に対応してきた歴史を踏まえて当然考慮しているだろうし、理不尽な要求に対応するかは依然として運営の匙加減ひとつであって、今回ゴネ得になったからと言って次も同じ対応をしなければならないという発想は、ゴネる側に都合のいい決めつけに過ぎない。(それがゴネ得の批判として出てるのが面白いところだが)

次に、グラブルはゴネ得というか、ユーザーの要求や問合せに対応してきた歴史がある。今度整備された巻き戻し対応などその最たるもので、長年続いてきたこの施策を批判していた人は少なかった。自分もうっかりやりかねないという意識があるからだろうか。ゲーム部分で言えば旧アーカルムやディフェンドオーダーはかなりの不評により撤回された。ガチャの度重なる改修もその一つではあるだろう。天井やムーンの実装とかね。引き合いに出されているサマーフォーチュンもユーザーの批判に対応した一例だ。自分が思いつかないだけでその他にも数々の事例があると思うし、他のゲームでも大体似たようなものだ。
つまり、ゴネ得を叩くのは正直今更な話であろうと思う。少なくとも巻き戻し対応が特に叩かれもせず許されているというところで、運営は安心してリミチケ再配布の対応を行ったのではないかと思う。

最後に、(サマーフォーチュンについてもそうなのだけど)今回のリミテッド交換チケの施策が今後なくなるかどうかについては、考えるだけ無駄だと思う。
昨年はリミテッド交換チケはなかったと思うし(その時自分は引退中だったのでよく覚えていないが)、来年またリミテッド交換チケを配る義務など運営にはない。
ゴネたやつらのせいで来年のリミテッド交換チケがなくなる、と言う論調には、リミテッド交換チケをあって当たり前だと思う心情が見て取れるし、正直傍から見てるとゴネたやつらよりそれを叩く人の方が圧倒的に炎上を主導していたように見えるので、ゴネ(問合せ)と炎上どちらが運営に悪印象を与えるかは難しいところだ。ゴネた騎空士がどれだけいたのかも表面上はわからないし。

まあ、グダグダと遠回しに書いてきたけれど、率直な印象としては、ゴネ得の悪影響がどうというのは後付けの理屈で、意識の高い騎空士の多くは運営にゴネるユーザーが感情的に嫌いなのだと思う。炎上を主導している層の動機としては、嫌いなやつらの思いどおりになった(ように見える)状況が悔しくて仕方ない、だからそのような対応をした運営も批判する、というのが本当のところだろう。
別にそれが悪いとは言わないが、それと同じようにリミチケ交換忘れをSNSで愚痴ったり運営に問合せるのも自由なわけで、全ては運営の匙加減に過ぎない。

で、自分としては何も損はしていないし、意識の低い騎空士のさらなるモチベ低下も多少は防げただろうと思うし、運営の匙加減と言われて納得出来る範囲に収まっているので、運営の寛大な対応を賞賛こそすれ、批判する理由は別に何もない。
だから、むしろこれでユーザー間の対立が煽られて意識の低い騎空士が責め立てられて離脱していく恐れがあることが懸念事項だと思う。
また、ユーザー間で対立が起こって環境が悪化するような施策に運営がさらに及び腰になる可能性も高い。この場合問題があるのはゴネたことでなく炎上の方なのだけど、まあそれが起こるような施策自体が現在のグラブルにマッチしてないということなので(サマフォは最たる例)、及び腰になった方がいいとは思う。
とはいえ、今回の炎上は予測するのが極めて困難だったので、改善策はあまり思いつかないと思うけれど。

ところで、自分は仕事で同僚向けに締切を設定することが多く、その時二段階で締切を設定することがほとんどだ。結構な数の人は第一の締切を守らないので(リマインドとかしても)、予め早めに第一の締切を設定しておいて、本当の締切(第二の締切)までに多めに余裕を持たせておく。そうすると本当の締切を破られる可能性はかなり低くなる。これが最初から本当の締切を第一締切にしてしまうと、本当の締切を破られてしまうので良くない。
仕事ですらこれなのだから、たかがゲームに対してはより人々の感覚が緩くなるのが容易に想像できる。
そこでリミチケのことを考えるに、これほどの大盤振る舞い、運営の立場に立ってみれば、これは絶対に利用して欲しい施策だろうと思う。交換忘れは運営の意図と逆効果にすらなる。そのためにリマインドなどやれる手は十分打ってあったと思うが、もし自分だったら、加えて何らかの形で第二の締切を設定したかもしれない。
もちろん、これが今回のことに当てはまるとは限らないが。

まあ、とはいえ、レジェフェス無料期間終了直後にリミチケ交換期限を設定するのは良くなかったと思う。普通の事情があればレジェフェス無料期間中にリミチケを使用することはないし、その後約一日程度しか猶予がなければ、忘れる人が増えるのも容易に想像できる。数日くらいは猶予が欲しいものだ。

普段はグラブル運営に不満タラタラな自分でさえも、運営が気の毒になってしまう出来事だなあと思った。今回のことからわかる教訓としては、「(嫌いな)ユーザーの要望を毅然とした態度で拒否する強い運営」こそが今の騎空士から求められているということかもしれない。う〜ん、無茶。