2024年9月
ラストマイルを観た

ラストマイルを観た。9月23日、TOHOシネマズ立川立飛にて。

★★★☆☆

立飛のららぽーとでフレッシュネスバーガーが食べたくて、そのためだけに行くのもなんなので映画を見ようということで、都合が良かったのがラストマイル。人気らしいし……と思って席を取ろうとしたら空き席表示が三角で、売れてんだなあと思った。
ちなみにフレッシュネスバーガーは、マッシュルームバーガーのアンチョビトマト(期間限定のこれが目当て)、れんこんフライ、ジェラートのティラミス、どれもめちゃくちゃ美味しかったので、次来るとしたらまた同じの頼もうと思った。

見てみた感じ、ああこれこれ、TVドラマ映画ってこんな感じだったな……という気持ちになる映画だった。主演の二人は悪くないのだけど、他のキャラの演技がコミカル。後述のとおり別に悪いことではないのだけど、個人的にはもっと固い方が好みだったかも。
あと、「羊なのにヤギ?」みたいな小ネタギャグみたいなのを所々で挟んでくるのもドラマっぽいな〜と思った。これもなんだかギャグが浮いてて不要なワンクッションを入れられてる気分であまり好みではなかった。

ストーリーは面白かったです。なんかなんとなく踊る大捜査線思い出したよ。伏線が効いてるシーンも多くて、展開も二転三転して、見ていて飽きなかった。
ラストも意味深なシーンがあって考察がはかどりそうですね。

ただ、個人的にはあまり書くことがないというのが正直なところ。なんかこう、心に刺さるものがなかったかなあ。内容について具体的なこといっこも書いてないでしょう。

あと、こういう邦画で英語ネイティブの外国人が出るとなんか小っ恥ずかしいなとは思う。なんでかは知らんけど。

以下クロスオーバーに関するネタバレ。

ラストマイルはアンナチュラル、MIU404といったドラマと同一ユニバースらしく、それらのキャラがクロスオーバーで出てくるらしい、ということは知っていた。そのどちらも見たことはないが、本作には端役でしか出ないとも同時に聞いていたので、まあそこまで肩肘張らなくてもいいかと思って臨んだ。
結果、めちゃくちゃガッツリ出とるやんけ!!!!!!騙された!!!!警察側に濃いキャラだらけでこいつら全員クロスオーバーだろと思ったら案の定!
そりゃ本筋に絡まないといえば絡まないけど、アンナチュラルはどういうドラマか知っておいた方がいいし、MIU404は綾野剛と星野源のキャラが濃すぎてクロスオーバーだと知らなければめちゃくちゃ浮いてた。綾野剛のキャラやばすぎ。その他も端役にしてはやけに濃いキャラだらけ。
いや……これなら多少なりともアンナチュラルとMIU404見てから観るんだったな……。
この人たちがなんだかTVドラマくさくなっていて、逆に言えばドラマを履修していれば、ドラマそのままで客演してくれているわけだからきっと嬉しい気持ちで見られるのだろうと思う。

コンサートに行った GRANBLUE FANTASY ORCHESTRA-SYMPHONY IN BLUE-@東京ガーデンシアター

コンサートに行った。GRANBLUE FANTASY ORCHESTRA-SYMPHONY IN BLUE-、9月22日18時30分の回(千秋楽)、東京ガーデンシアターにて。

元々その気はなかった。特典のアイテムにも興味はなかったし。
ただ、21日になっていざ開催の報を聞くと、なんだか気が変わってきてしまい、22日の午後になってから心を決めてA席のチケットを買った。8000円……。当日になっても一般販売で全ての回でSS席、S席、A席が残っていたので、抽選の人はみんな当選したのだろう。いざ行ってみると8年前よりだいぶキャパが大きく感じたのでそのせいかも。
なんだか一日の虚無感を埋めたかったのもあるし、8年前にもコンサートに行ったことを思うと、今回も行っておきたい気持ちが湧いてきてしまった。

8年前のGRANBLUE FANTASY ORCHESTRA-SORA NO KANADE-の時はグラブル熱が高く、旅行がてらということにして、全ての都市の公演に行った。今思えば頭がおかしい。それぞれで配布される限定キャラが欲しかったというのもある(性能自体は全然使えなかったけれど)。あの時は各都市で演奏する楽団が異なり、それぞれ演奏に個性が出ていた気がする。
ちょうどあの頃は旧アーカルムの転生があり、個人的にはなかなか楽しめたのだけど(所属が赤だったのもある)、ユーザーからの評価は散々なものとなった。ディフェンドオーダーといい、当時の新コンテンツは評判は悪かったが個人的には楽しめていた。新鮮味があった分、少なくとも古戦場よりは楽しめたと言える。
コンサート会場には当時のプロデューサーである春田康一氏が来ており、せっかくなので握手をしてもらった。その際、アーカルムの転生は楽しかったと伝えたのだけど、世間の評判と照らし合わせると、皮肉に聞こえてしまったかもしれない。心から楽しめたのだけど。
実際当時を思い返すと、自分が一番グラブルを楽しめていたのは春田Pの時代だったと思う。

当時はグラブルの曲で知らない曲はなかったけれど、今はある。やってないコンテンツの曲はさすがに知らない。少し不安だったが、結果を先に言うと、見た回が良かった。リリンクとかヴァーサスの曲をした時もあったらしく、そんなことをやられたら何のコンサート見に来たんだかよくわかんなくなる。自分の見た回ではわからないのは天元戦とアナザーシエテ戦くらいだった(アナザーシエテはandyouイベントのものかと思うのだけど、イベントをさっさと終わらそうと思って適当に流したせいか記憶になかった)。

観客の男女比は男:女が6:4か5:5くらいだろうか。8年前の時は8:2か9:1だったような気がする。どうして空は蒼いのかに始まる本格的な女性向けの展開(というかシナリオのテコ入れ)は2017年3月からということなので、女性向け施策がかなり効いているということだろう。(当初四騎士などはそこまでパッとしなかった印象があり、サンダルフォンから火がついたように思う)
例えばブルアカだとこの前のブルアカふぇす!に行った感じ、男女比は9:1とか19:1とかになる。ブルアカにはそもそも男性キャラクターがほぼ登場しないからだ。
あとは、海外の人が少数いた。まあ別に珍しくもないけど、音楽というコンテンツは言語の壁を容易く越えてくれるのだろう。

開場後の待ち時間にはスマホでグラブルをしている人がけっこう見られ、この風景は8年前もあった気がする。グラブルは無限クソ周回ゲーなので、時間があればとにかく周回したいという人が多いのだ。
ちなみに自分はスマホがAndroidなので外でグラブルはしない。Androidは最適化されておらず動作が悪いためだ。iPhoneなら快適にプレイできる。まあAndroidでやってる人もいるとは思うけど。

フードドリンクでオリジナルコースターが貰えたので、何個も買ってコースターを4つゲットした。値段たけ〜のに。今考えると頭おかしくなってた。
買ったのはアップルブルーソーダ(ルリア&ビィ)、クラフトジンジャーエール(シエテ)、バタフライピーソーダ(オロロジャイア)、あとチリミートホットドッグ。コースターはルリア、ガレヲン、ユニ、シエテ。
この中だとアップルブルーソーダが一番美味しかった。列の前で飲みながら美味しいと言ってる人がいたので買ったのだけど正解だった。ジンジャーエールもライムが入っていて悪くなかった。
ただ、全体的に炭酸が抜け気味な印象を受けた。何回飲んでもそうだったので、抜けたというかそれがデフォだったのかもしれない。

千秋楽プログラムはアンコールも含めると以下。

前半
フレイメル島 -太古の工廠-
満点に嘶く
人間との戦い
バトル4
ライヒェ島 -人住まう魔窟-
ナル・グランデの罪
アウライ・グランデ
Grand Chariot(プログラムになし)
Lyria

後半
命のカタチ
Last advent
セレスト・アーテルマグナ
Dragon’s Circle -Hexachromatic-(天元戦)
天と光、死と生(フェニックス戦)
ロボミ

アンコール
ティアマト・アウラマグナ
黒銀の翼(ステラマグナ)
どうして空は蒼いのか
メインテーマ

個人的に良かったのは人間との戦いとセレストアーテルマグナ。
まあ、人間との戦いについては、自分にとっては黒騎士戦あたりまでがグラブルのストーリーで一番熱かった時期なので。成田氏のMCによると人間との戦いは8年前は東京追加公演でのみ披露されたとのこと。追加公演に行ったかどうか覚えていない。調べてみたら追加公演は2017年8月だったので、どちらかというと7年前だな。
マグナ3については、ティアマト、ユグドラシル、シュヴァリエを各回で演奏してきて、今回はセレストアーテルマグナということだった。自分はマグナ3の中ではセレストアーテルマグナのBGMが一番好きで繰り返し聴いてたので、嬉しかった。やっぱりオケ映えする。

オーケストラのバックで流れるイメージビジュアルが音楽と併せて気分を盛り上げてくれてなかなか良かったのだけど、フェニックス戦でワンカットだけサンダルフォンとメイガスが対峙するスチルが映り、メイガスがエロすぎて気が散ってしまった。あのノーマル衣装はオーケストラ中に見るもんじゃない。サイゲくん、メイガスのノーマル衣装での実装もお待ちしております。

ロボミは懐かしかった。8年前のコンサートでも確かトリを飾って、手拍子をしていたものだ。毎回。
でも今のユーザーにそんなにピンとくるのだろうか。
自分は天元に触れすらしていないので天元戦が演奏されても結構ぽかんとしていたけれど、ロボミも今のユーザーにとっては似たようなものなのでは……。サイドで読めるといっても……。

黒銀の翼は成田氏のバンド編成、ステラマグナが登場してオーケストラとコラボ。ステラマグナが登場した時の会場の盛り上がりがすごかった。あんまり見たことないから知らなかったけど、そんなに人気なのか。

アンコールのラスト2曲はグラブルの歴史を感じさせてくれるみたいなMCがあったと思うのだけど、正しいと思う。
メインテーマはもちろん始まりのテーマだけれど、どう空はグラブルの第二の始まり・現在のグラブルの礎といって過言ではない。
グラブルがシナリオやキャラに露骨な後付け・改変をし始めた(考えなしに作って処理に困った設定に手を入れ始めたっぽい)のがどう空の少し前、ミックスパイあたりからで、根幹設定に決定的にテコ入れをしたのがどう空だった。どう空がなければ特異点がどうとかいう話はまるっと全く存在しなかったと言えば影響の大きさがわかるだろう。急にあそこで生えてきて、グラブルのシナリオの根幹設定になった。別に特異点という設定が後付けだからダメとかいうわけではなくて、だからこそどう空は現在のグラブルの礎なのだ。まあ、同時にこうした後付け風土の形成が、直近でいえばヴァルナのずんだもん化とかにもつながるのだけども……。
まあ何が言いたいかと言うと、MCでどう空がグラブルの歴史と評された(ようなもの)のには全く納得がいったという話。

植松伸夫氏の存在がかなりなかったことにされている感じを受け、まあその風潮はずっと前からあったけれど、なにか事情でもあるのだろうか。さすがにメインテーマは外せないとはいえ、今日はその他は全て成田楽曲だった。他日程のアンコール抜きのプログラムを見たが、始まりの風が一回演奏されただけだ。まあ、グラブルも楽曲が増えたので、セットリストから漏れるのは仕方ないけれど。
グラブルの楽曲で一、二を争う好きな曲が「星は空高く」なので、あんまりなかったことにされても悲しい気持ちがある。「Armageddon」でモチーフ使ってもらってるけどやっぱ星は空高く原曲がいい……。
ちなみに今は成田氏がグラブルのメインコンポーザーとして認知されているが、当初は植松氏がメインだと思われていた……というより、そのようにプロモーションしていた。実際は作曲者がわかった当初から大半が成田作曲で、今後も成田作曲が増えていくだろうと思っていた。なので、それから時間が経ってグランデマルチと共に星は空高くが実装されて、しかも植松作曲だったときはかなり驚いた。(ちなみにグランデマルチは2016年3月10日に2周年アップデートとしてつよばはと一緒に実装された。)

というわけで、勢いで向かってしまった。
そのわりに思いのほか満足したので、帰りにパンフを買ったのだけど、今家でパラパラと読んでみて、パンフに3000円の価値があるかというと、ないと思う。内容がなさすぎてほぼアートブックだ。君たちはどう生きるかのパンフレットを思い出すが、それより内容がないのではないか。でもページ数と装丁も含めると3000円はかかるか?2000円か、せめて2500円で……。

ライブに行った SPC 27th Anniversary event[ちくちんどん楽団]@吉祥寺スターパインズカフェ

ちくちんどん楽団のライブに行った。9月20日、吉祥寺スターパインズカフェにて。

直前まで悩んだ。この日は稲城長沼でビアマルシェをやっていて、もともとはそれに行きたかったのだ。ただ、最終的には、ビアマルシェは翌日もやっているという点で、ライブを選んだ。
あと、このライブのチケット代が5000円と高めだったので、その日の勢いで行くには結構ハードルが高かった。まあ、そのハードルは越えたわけだけれど。余談だがこの2日後、まさかまた勢いで今度は8000円使うことになるとは……。

この日は炎天下の中肉体労働を(ほんの少し)して玉の汗を流した割に、食事は朝からろくに取っておらず間食のグミくらい。まあグミはかなり沢山食べたわけだけども、それでも多く見て600kcalくらい。カロリーが足りない。
いや、カロリーが足りないのではない。腹に溜まるものが足りない。
というわけで、スターパインズカフェにはフードメニューがあるので、頼んでみた。クリスピーチキン&チップスと、和風パスタ ネギジャコンブ(にんにく醤油、青ネギ、じゃこ、梅昆布)を注文。頼みすぎ。いや、パスタは夕ご飯で、チキンチップスはライブ中のおつまみで……。

満月の丸バナナとかかわいい流れ蛸が聞けたのは良かった。なかなか聞くことがない。最近はたまの曲を全然聞いていなかったので、そんな曲があることすら忘れていた。

ちくちんどん楽団というのは初めて聞いたのだけど、なるほどこれは知久さん流のバンド編成なのか。ギター、ベース、ドラムといった構成でなく、ギター、チューバ、ちんどん太鼓。プラス三線や鍵盤ハーモニカなど。
たまがない今、わかりやすいバンド編成で知久さんの楽曲を聞きたいならちくちんどん楽団ということになるのだと思う。楽曲のイメージがそのままでリッチになっている。

きみの色を観た

きみの色を観た。9月17日、立川シネマシティにて。極上音響上映。

★★★☆☆

面白かった。というか、かわいかった。かわいくて優しい映画。

まず主役の三人がかわいい。
主役の三人以外もかわいい。
水金地火木土天アーメンもかわいい。

ライブシーンで急に音量が大きくなったので結構びっくりした。

以下ネタバレ含む。

(続きを読む)

Chimeを観た

Chimeを観た。9月5日、池袋シネマ・ロサにて。
侍タイムスリッパーに引き続いて同日鑑賞。

★★★★☆

怖い怖い!嫌な感じで二度と観たくない!でも45分で短くサクッと怖がれて助かる!
じんわりしたホラーで、不穏な雰囲気で怖がらせてくれる。
チラシとかに書いてある公式ストーリー紹介はネタバレがきついので読まない方がいいかも。今作はストーリーが薄いというか少ないから、けっこうバレてしまう。まあ怖がる上でそこが重要かというとそこまで重要ではないのだけど。
最小限のストーリー、最小限の構成で、巧みに表現、演出を使ってとにかく怖がらせたる!という感じの映画。嫌じゃないシーンが全然ない。

ちょっと興味があるなら、時間も短いしサクッと観てみるといいと思う。
正直感情の揺さぶられ具合で言えば星5でもよかったのだけど、ウチ怖いもの苦手なので星4で……なんで見たのかって言われそうだけど……。

以下ネタバレ含む。

(続きを読む)

侍タイムスリッパーを観た

侍タイムスリッパーを観た。9月5日、池袋シネマ・ロサにて。

★★★★☆

面白かった。涙腺が緩むところもありつつ、笑いが堪えられないところもありつつ。笑えるシーンでも緊張感のあるシーンでもたっぷりチャンバラを魅せてくれる。映画愛、時代劇愛に満ちた良作。
突飛な設定のコメディながら、主人公の新左衛門の心の動きに案外無理がなく、スッと物語に入り込める。斬られ役に行き着くまでけっこう無理のある展開になるのかと思っていたけれどそうではなかった。

上映劇場も拡大したので、ぜひ見に行くことをおすすめしたい。楽しい映画で見て損はしないと思う。
声を上げて笑う場面もあったし、頑張る新左衛門を見てしんみりしたりした。

以下ネタバレ含む。

(続きを読む)