雑記
ゴジラ-1.0を観た

ゴジラ-1.0を観た。
いろいろ余裕がなくて、映画を観まくっていた上半期が嘘のように映画を見るのは久しぶりな気がするけれど、これは流石に逃せないということで。

ここまで気合いの入った怪獣映画は大画面IMAXで見るべきか、それともDolby Cinemaとか変わり種のSCREEN Xで見るべきかと思ったけれど、とりあえずでかいのということでグランドシネマサンシャインのIMAXレーザーGTで観てきた。懐が寒い。
上映方式について結論から言うと、IMAXの利点はあまりなかった。もともとアスペクト比がIMAX仕様でないのは承知の上で、それでもスクリーン自体のでかさでIMAXレーザーGTを選んだのだけど、やはりいくらスクリーンがでかくとも縦をスクリーンの半分くらいしか使わないシネスコ画角では大きさの臨場感も半減といったところか。音響面や映像の繊細さの利点はあったと思うのだけど、これなら通常サイズのスクリーンで見てもさして迫力は変わらない気がするので、これから観ようという人にはIMAX以外をオススメしてみる。別に普通の上映方式でもなんら問題なかろうと思うし、Dolby Cinemaの良さがわかる人ならそちらの方が良いと思うし、SCREEN Xも行ったことないけどこの映画には良さそうだ。4DXは個人的には好みではないけれど、この映画には合いそうだ。水ぷしゃされまくりそうな気がするけど。
(これ書いたあとで他人の感想見てたらあんまりDolby Cinemaの良さ出てなかったと言ってたのでうーんどうなんや)

ゴジラは実際のところ全然見た事がなくて、子供の頃に最初に劇場で見たのがスペースゴジラ。次に見たのがデストロイア。でもどちらも記憶が全くない。記憶がある最古のゴジラはエメリッヒ版ゴジラだ。怖かったなあ。色々言われてるけど結構好き。
その後何年も経って、シン・ゴジラと初代ゴジラ、レジェンダリーゴジラ三作を観て現在に至る。どれも面白かった。
何が言いたいのかというと、ゴジラは好きではあるけれども、そこまで熱量や知識があるわけでもない。ゴジラかくあるべしというこだわりも特にない。
なのでまあ、予告編で保証されているゴジラの見せ場がある時点でもう外れはしないだろうという感じで、気構えずに観た。

あっそうだ。山崎貴の映画は観たことないです。なのでその辺なんもわからん。ことごとく観る前から自分に刺さらなそ〜な映画ばかり撮られてたんで……ジュブナイルはちょっと興味あったかな。それくらい。
なので山崎貴にはCGすごい人という印象しかないし、そのCGも、ドラえもんとかDQ5とかの予告編を観るに、CGアニメとしてはあんまり美的感覚が合わなかった。
ただ本作は予告編観て全然大丈夫そうだったのでその点は問題ナシだった。

以下ネタバレあり感想。

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ブルアカらいぶ!学園都市へようこそ!SPを観た

最近つらいことがしばしばあり、この週は体力的にかなりしんどい予定が連日あったのでくじけそうになった。特に木曜金曜はしんどかった。
でも金曜夜にブルアカらいぶがあるという一点で何とか頑張って乗り越えることができた。

いざ見てみると、あれ……なんかいつもより……テンションが上がらない……。今週これのために頑張って……これ?という感覚に襲われてしまい、若干虚無感すら感じる始末。
出演陣のテンションはいつもとあんまり変わらないし、新情報は盛りだくさんだし、一体どこにテンションの上がらない要素が……。

と白々しく書いてみたものの、理由は分かりきっている。コラボ情報だ。こらぼに
まず、前提として、ブルアカにコラボは求めていない。というか大概のソシャゲでコラボはいらないと思っている。俺はお前をプレイするのに金と時間を使っているのであって、他のコンテンツにではない。お前だけでいい。
もちろん例外はある。大々的に盛り上がるお祭りイベントみたくなるならそれでもいいし、頻繁にコラボを行うソシャゲはもうそういうものとして諦めているが、ブルアカはそうではない。
そしてこれも他のゲームでも同様だけれど、大概のケースでコラボは復刻しない。ブルアカでも初音ミクという前例がある。つまりコラボ限定キャラなんてものが出てきたらその入手に全リソースを突っ込む他なくなる(人によるとは思うけれど自分はそうだ)。
なのでコラボ発表があるという前情報の時点でかなり憂鬱ではあった。

一方でコラボ予想大喜利でファンが盛り上がる側面もあり、自分もどんなコラボがいいか少しは考えていた。
そしてボカロコラボ(ということはプロセカあたりか)しかないと考えた。なぜか。初音ミクの復刻だ。コラボ復刻を前例にしてしまえば、後のコラボも過度に悲観的にならずに済む(だからといって後のコラボも復刻するかなんてわからないのだけど、まあ希望は持てる)。
世界観的にも、初音ミクが一応受け入れられている以上、他のボカロも後に続けるわけで、悪影響は薄いと言える。
ちなみにボカロやプロセカのことは全く知らない。ボカロ曲も全く通ってきていないので全く愛着がない。それでもボカロ(プロセカ)コラボがいいなと思った。コラボで喜べるとしたらそこ(初音ミク復刻)しかない。例え初音ミクが弱いとしても。

そして蓋を開けてみるとコラボタイトルは、とある科学の超電磁砲Tだった。コラボ予想最有力候補のひとつだったので、特に意外性はなかったと言える。生放送タイトルでも学園都市を強調しているし、正直ブルアカを始める前から、ブルアカはとあるシリーズに影響を受けているんだろうなと思っていた。学園都市というワードしか知らなかったけれど。だから順当なコラボ先だ。
しかし初音ミク復刻ではないという時点でもうダメだ。希望がない。どうせこの超電磁砲コラボも復刻はしないんでしょう?と思ってしまう。

そしてガチャ限定キャラが2人。復刻しないからどちらも引かないといけない。キツイ。一天井でイケるだろうか。
おまけに性能が(少なくとも)そこそこいい。まあ初音ミクみたいに弱くされてもコラボの意味あるのかという感じだけれど、復刻しない限定キャラの性能がそこそこいいのも困る。ブルアカはゲームデザイン的にどんなキャラも特定コンテンツで必須級になれる可能性が(だけは)ある。そしてブルアカには意外とスコアランキングや対戦などPvP要素が多い。そこが復刻不可限定キャラで差がついてしまうようなことになると、インフレ以外で対処ができず、ちょっとまずい。まあ自分はPvPにやる気がないのでいいけれど。
この辺、コラボ先をイメージした衣装の恒常キャラ、とかにはできなかったのだろうか。まあ、それはそれで盛り上がらない気もする。

ついでにコラボストーリーが異世界ワープで、なぜかコラボキャラにヘイローと破壊耐性がついている。キヴォトスの世界観設定的に明かされてない部分がコラボキャラに後付けで付与されている(ちなみにキヴォトスでは破壊耐性はそのへんの犬ですら持っていると思われる)。
ブルアカは未開示の設定のミステリアスさでファンを惹きつけている面も大きいと思うのだけど、なんとそこにコラボストーリーで切り込んでしまう可能性が高い。マジかよ。少なくとも自分は望んでなかった。
そして最も重要なことは、コラボストーリーもまた復刻しないだろうということだ。あってなきが如しなストーリーであれば許せるのだけど、多少なりとも設定の掘り下げがあるとなると復刻不可は後追いにはキツイ。まあ自分は後追いではないからいいのだけど……。
このあたりは実際にコラボストーリーを読んでみないとなんとも言えないところではあるけれど、虚無ならがっかりだし、良作でも復刻しないのは……となってしまう。

あとはまあ、自分がとあるシリーズをほとんど知らないというのもある。オレンジ主体のビジュアルは何回も見たことがあるし、美琴と佐天はキャラ名を聞いたことがある。秋葉原かどこかのオタク向け飲料自販機でも見かけた覚えがある。あと内容は学園都市の話だ。そのくらいしか知らない。なのでテンションが上がる要素が1ミリもない。
とはいえこれは知ってるコンテンツでもあんまり嬉しくないと思う。この手のソシャゲコラボで満足いくコラボになることは稀で、大概は虚無コラボになる。
別にとあるが嫌いなわけではないので、機会があれば観てみるのも悪くないかとは思っているけれど、ブルアカ内ではちょっと……面白そうではないかな……。

というわけで、コラボ情報自体が全然嬉しくないし興味も持てないということになるのだけど、これに生放送の結構な尺を使ったわけで、もうその間に自分はすっかり虚無と不安でヒエヒエ。
自分は普通のブルアカ内キャラだけのイベスト、イベントキャラが見たかった。けっこうな開発リソースがコラボに割かれただろうことを考えると、そのために普通のイベント1本分以上の要素が無くなったわけだ。悲しみ。
この辺はせめてコラボストーリーが良くて手のひらを返せたら……と思うのだけど、どのみち復刻は望めないし、生放送中の気分の話なので、後でどうなったとしてもこの時悲しい気持ちだったのはなかったことにできない。

まあゲーム内ではメインストーリー更新と愛用品緩和があったのは盛り上がったし、ゲーム外ではフェスに漫画、あと個人的にはプロテインもちょっと嬉しかった。プロテインシェイカーが欲しい。でも2024年3月以降発送なんだよな……。プロテイン習慣自体はすぐに始めたいから、先にシェイカー買うともうそれでいいやってなりそう。

まあ何にせよ先週を生きる支えになってくれたのは間違いないので、結果がどうであれ、ありがたい話ではあった。来月もらいぶやって新総力戦の先行プレイ見せてくれ。無いかな。

COMITIA146に申し込みました

コミティア146に申し込みました。
今回も抽選はないようなので、書類不備等なければ大丈夫だと思います。

前回の145は久々にきちんと(コピ本ではありましたが)本を出せて収穫のあった回でしたが、Twitterで告知してなくてちょっとアレだったようなので、145で出した本は146にも持っていこうかと思います。2,3部くらい。
コピ本は基本的にその時限りで何度も刷らないんですが、まあアレだったので例外ということで。
あとまあ、データは持っていく(というか既刊コピ本もほとんど一つのUSBメモリに入れてる)ので、最悪現地で刷ることもできなくはないですね。頒布物がなくなったら選択肢に入ります。145でも現地で刷り増ししましたし。

146では参加についてTwitter投稿もしようかなと思いますが、それも当日になってからですかね。それほど今のTwitterは自分にとって心理的ハードルが高いんです。これはイーロンのせいじゃありませんよ。
でも145ので思った以上にTwitterしか見られていないんだなと思いました。ウーン、見られてる場所で告知する合理性と見られてる場所でやりたくない心理が……。

146で出すものについてですが、真っ白です。145の時に作った漫画案がいくつかあるんですが、どれも今の自分では形にできないので。それで諦めてる案が山ほどあります。
とりあえず何描くかはまだ考えています。漫画にならないかもしれませんが、まずは漫画の方向性で。

2023年9月24日いま飲んでる薬

この前エビリファイ追加した話を書きましたが、そもそも今何を飲んでるのかというのをちょっとメモしておきます。

双極性障害関連
ラモトリギン(ラミクタール)100mg 寝る前3錠(300mg)
ラツーダ20mg 夕食後2錠(40mg)
炭酸リチウム200mg 朝食後1錠 夕食後1錠(計400mg)

睡眠障害関連
ラメルテオン(ロゼレム)1mg(粉砕) 18時一包
デエビゴ5mg 寝る前1錠
レボセチリジン塩酸塩(ザイザル)5mg 寝る前1錠
アリピプラゾール(エビリファイ)1mg 朝食後1錠
コールタイジン点鼻液(たまに出してもらう)

ラモトリギンは、それまで抗うつ薬があまり芳しい効き目を示さなかったところ、ラモトリギンの投与によって状態が改善した、ということで、自分の中ではある意味基本の薬。昨年5月までの何年かはラモトリギン3錠のみで乗り切ってきて、おそらく主治医からしてもあまりいじりたくない部分。
ラツーダは昨年5月から処方。昨年5月に調子を崩して希死念慮も強まったため。その時メイラックスも処方されたけれど、11月にやめている。
リチウムは昨年10月から処方。昨年9月にめちゃくちゃ調子を崩して休職し希死念慮もけっこう来ていたため、その関連で処方調整したはず。同じ理由で昨年9月にラツーダを増やしたりしている。(この時一瞬だけビペリデン塩酸塩を処方されていて、理由を忘れたけれど震えか何かがあったのかもしれない)
ラモトリギン以外の部分はわりといじれると思う。

睡眠障害は特に語ることもないのだけど、ロゼレムは自分の希望で18時と早めの時間に服薬することにしている。
デエビゴはかなり効く。効かない日もあるけど、効く日は本当に、飲んでしばらくすると頭も体もぐでぐでにだるくなっていく。
ザイザルはアレルギー性鼻炎用なのだけど、自分は鼻炎がなくとも鼻が詰まるらしく、コールタイジンも使って対処している。でもザイザルはとりあえず飲んでいる。鼻関連はCPAPの補助なのだけど、何年経ってもCPAPをなかなかうまく使えていない。
エビリファイは先日書いたとおり。2週間弱経った現在、寝起きは良かったり悪かったりする。効果はあるようなないような。もう少し続けてみないとわからない。

まあこんな感じで、とりあえず今は調子は悪くないです。多分。

五つ星評価

映画などの感想を沢山書き散らしているのだけど、今度から五つ星評価をつけていってみようかと思う。(映画に限らず)
理由はというと、感想の内容などが実際にどれくらい楽しめたか等をあまり反映していないことがあるから。例えば先日観た福田村事件なんかは感想を読むと9割不満しか言ってないのだけど、五つ星評価にすると星三くらいはある。この前、上半期映画ランキングを作ってみたけれど、あれの最下位近くの聖闘士星矢だって星三くらいつけられる。
ちなみに星の付け方も人によりけりだと思うのだけど、とりあえず自分の基準としては星三を普通(に楽しめた)としてつけたい。なので大体の作品は星三か星四がつくことになる。

というわけで、映画に限らず最近見たものやったものに改めて星をつけてみる。

福田村事件 ★★★☆☆(普通に楽しめた)
バービー ★★★★★(傑作。超楽しめた)
君たちはどう生きるか ★★★★☆(普通以上には楽しめたので気分的には星3.5、四捨五入して星四)
仮面ライダー BLACK SUN ★★★★☆(かなり楽しめた)
シークレット・インベージョン ★★☆☆☆(あんま面白くなかったけど最低限楽しめた)
CASSHERN ★★★☆☆(普通に楽しめた)
ぼっち・ざ・ろっく!(アニメ) ★★★★★(ドハマリした)
ブルーアーカイブ ★★★★★(ドハマリした)
NIKKE ★★★☆☆(普通だけど日課がキツイ)
原神 ★★★★☆(面白いけど日課がキツイので辞めた)
ポケモンスリープ ★★☆☆☆(ゲームとしてはいいけど睡眠アプリとしては微妙)

()内に書いてあるような意味合いで星付けをしているので、よほど肌に合わないものでなければ星二以上はつける感じになる。あと、3.5とか半端な感じなのは四捨五入する。細かくつけすぎるより大ざっぱに丸める方が良いこともある。なのでこれとこれが同じ星数(違う星数)なのは違和感がある、というようなものもあるけれど、それは許容するものとする。

以下は、今年上半期観た映画ランキング
1位 ザ・フラッシュ ★★★★★
1位 スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース ★★★★★
3位 エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス ★★★★☆
4位 シャザム!神々の怒り ★★★★☆
4位 名探偵コナン 黒鉄の魚影 ★★★★☆
4位 怪物 ★★★★☆
7位 リバー、流れないでよ ★★★★☆
8位 ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー ★★★★☆
9位 マッシブ・タレント ★★★★☆
9位 ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り ★★★★☆
11位 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME:3 ★★★★☆
12位 アントマン&ワスプ クアントマニア ★★★★☆
13位 BTS: Yet To Come in Cinemas ★★★☆☆
14位 なのに、千輝くんが甘すぎる。 ★★★☆☆
15位 聖闘士星矢 The Beginning ★★★☆☆
圏外 シン・仮面ライダー ☆☆☆☆☆

こうしておけば、ランキング下位でも普通に楽しめる映像作品だったのがわかると思う。
せっかくなので2022年観た映画ランキングにもつけておこう。

1位 NOPE ★★★★★
2位 ブラックアダム ★★★★★
3位 かがみの孤城 ★★★★☆
4位 すずめの戸締まり ★★★★☆
5位 トップガン マーヴェリック ★★★★☆
6位 ドクターストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス ★★★★☆
7位 モービウス ★★★★☆
8位 破戒 ★★★★☆
9位 アバター ウェイ・オブ・ウォーター ★★★★☆
10位 THE FIRST SLAM DUNK ★★★★☆
11位 THE BATMAN ★★★★☆
12位 スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム ★★★★☆
13位 ゴーストバスターズ アフターライフ ★★★★☆
14位 ONEPIECE FILM RED ★★★★☆
15位 ソー ラブ&サンダー ★★★★☆
16位 ブラックパンサー ワカンダフォーエバー ★★★☆☆
17位 大怪獣のあとしまつ ★★★☆☆
18位 シン・ウルトラマン ★★☆☆☆

こうして見ると、MCU映画の評価が星四多めでけっこう高いのがわかる。MCUはさあ……みたいなことばっかり普段言っているけれど、基本的には映画は楽しめてる前提で言っている。
せっかくなのでMCUドラマも書いてみよう。

ワンダヴィジョン ★★☆☆☆
ファルコン&ウィンター・ソルジャー ★★★☆☆
ロキ ★★★★☆
ホワット・イフ…? ★★★☆☆
ホークアイ ★★☆☆☆
ムーンナイト ★★★☆☆
ミズ・マーベル ★★☆☆☆
アイ・アム・グルート 未見
シー・ハルク:ザ・アトーニー ★★★☆☆
ウェアウルフ・バイ・ナイト ★★☆☆☆
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル ★★☆☆☆
シークレット・インベージョン ★★☆☆☆(上記のとおり)

あまり意識していなかったけれど、こうして改めて星をつけてみた上で星二の多さを見ると、ドラマをけっこうキツく感じていたのがわかる。MCUくん、ドラマをやめて映画に全力を注がないか?無闇にユニバースを広げても面白くならないし……。ロキ3は映画にしてさ……。ロキ3やるか知らんけど……。

まあこんな感じで、映画感想とかには次から星をつけていこうと思う。

進行方向別通行区分・パスピエのライブに行った

9月9日に進行方向別通行区分の9thフルアルバム「スティーブン・せがれ」レコ発ライブ(対バン:パスピエ、DJ:スカート澤部)(@新宿BLAZE)に行った。
チケットはPeatixで99枚くらい先行販売?のあと別サービスで一般販売という形式で、自分はちょうどTwitterをぼんやり眺めてる時に告知ツイートが来たので、Peatixのかなり早い番号で買うことが出来た。
Peatix購入者には先着配布で特典が用意されており、それはヨッスステッカーだった。進行方向別通行区分に明るい人のツイートだと、これは2012年の「ヨッス!オラ長州ちから!」で配布されたものらしい。本当かは知らん。

告知時はそんなことは言ってなかったのだけど、開催少し前になって急に、今回のライブで進行方向別通行区分は解散であると発表された。田中と仲の良いジョニー大蔵大臣(水中、それは苦しい)の言によると、田中の事情により本当にラストライブになるかもしれないとのこと。
進行方向別通行区分は解散ライブを何回もしては再結成を繰り返しているバンドなので、解散とは?ラストライブとは?という感じではあるのだけど、どうも少なくとも当面、年単位でライブはなさそうな雰囲気ではあった。最近は活動が多かったので最近が異例だったとも言えなくもないのだけど、何にせよ一旦の活動の区切りではあろうということで、そういうつもりで見に行った。

一方のパスピエについては名前こそ昔から知っていたものの曲は一曲も聴いたことがなかったため、YouTubeに上がっている主要な音源を予習して行くことにした。
どうもポスト相対性理論扱いされていたことがあるらしく、であれば旧相対性理論の核だったと思われる真部との対バンは、ファンには感慨深いものがあるのかもしれない。ただ、個人的には音源を聞いてみたところ、高音の特徴的な女性ボーカルのポップ・ロックバンドという以外にあまり相対性理論っぽさは感じなかった。近年の音源は特にそうだ。強いて言えばとおりゃんせが少し相対性理論っぽい引用を感じるかもしれない。
ちなみに個人的には近年の音源の方が好きだった。
全体的な印象としては、どこかで聞いたことあるようなキャッチーなフレーズに捻りをきかせたものが多く、引用の多いバンドなのかなと感じた。ただその引き出しがとにかく多い。プログレに片足突っ込んでいる曲もある。これは音楽的な受け皿の広いファンであれば追っていて飽きないだろうなと思う。

さて、まずはパスピエのセットリスト。Twitterで見つけたやつ。

1.バジリコ
2.はいからさん
3.人間合格
4.夕焼けは命の海
5.まだら
6.発色
7.Q
8.真昼の夜
9.GOKKO
10.シネマ

最新?のバジリコから入ってくれたので気分が乗りやすかった。これ進研ゼミで最初にやったところだ!となれたので。
QとGOKKOはライブで聞きたかったので聞けて良かった。とくにQはあまりにもキャッチーで、これはライブ定番曲なのでは?と思う。知らんけど。
真昼の夜は個人的には好きなんだけど勝手な印象でこの曲ファン受け悪いんじゃないかなと思ってたけど、やってくれて良かった。
予習範囲外だったけれど人間合格とシネマはキャッチーで好きだった。

進行方向別通行区分のセットリスト。Twitterで見つけたやつ。

1.アーケードテンプテーション
2.池袋崩壊
3.ホワイI’m美人
4.サンキュメリカ
5.宇宙警察サクラ・ダーモン
6.鏡よ鏡よ、しお
7.リンとして電話
8.左ハンドル右折します(古都の夕べの曲)
9.オーストラリア

10.夏休み(古都の夕べの曲)
11.シャンプーシンドローム
12.ネギジャーノンに花束を
13.理論武装
14.夕暮れビーチ、駆け込みキッス
15.自分のこと猫ちゃんって呼ぶんだよ、おかしいね
16.井荻の中のマリオネット
17.ハッピーチューズデー
18.かほちゃん
19.世界は平和島
20.海の王者シャチ
21.独身ボクシング
22.梅を吸いすぎた男
23.森の妖精ペチャパウナー
24.ダイナマイト・卒業式

(アンコール)
1.自治会長鬼山
2.課長になった風鈴
3.白兵戦
4.バイバイ名古屋県
5.小さい先輩が大きい先輩にキュン
6.真・海の王者タコ
7.大塚娘
8.You say? 民営化
9.三千世界

これはどうでもいい話なのだけど、ライブ開場前に一回ライブハウスの外に出た田中らしき人物が、その後入場準備のため入口に鍵をかけられ締め出されていた。

ライブはいつものごとくとなりのトトロの風のとおり道から安心感のある導入。からの初っ端からアーケードテンプテーション、池袋崩壊といきなりのキラーチューン。進行方向別通行区分には、YouTubeに違法アップロードされていたこれらの音源から入ったという人も多いだろう。
アーケードテンプテーションは心なしかいつものライブよりテンポがゆっくりめで、いつもと違う……まさか……解散ライブ!?という気持ちになった。
解散ライブということもあってか、どうにも田中に目がいってしまう。どこだったか忘れたのだけど、真部が歌っているところで微笑んだり涙ぐんでいたように見えたのは気のせいだろうか。
またあるところでは田中の黒いストラトの弦が切れてしまうハプニング。弦が切れたままパワフルにストロークする姿に、やはり解散の二文字を感じざるを得ない。その後つなぎで手に取った水色のテレキャスはジョニー大蔵大臣からの借り物だったらしい。
梅を吸いすぎた男(真部の彼女43)ではいつもの真部ダンス。これを見に来ているまである。自分が行ったライブではだいたい真部ダンスしている気がするのだけど、やらないこともあるらしい。
そういえば、ライブの初めに「進行方向別通行区分です」と田中が言っていた気がする。いつもだいたい何も言わないので、珍しいことだ。やはり解散か。
また、どこかの曲の途中で真部だ田中だアンソニーだ西浦だ進行方向別通行区分だ、というような真部の叫びによるバンド紹介が挟まれた。熱い。やはり解散か。

そしてアンコールも終わった最後、メンバーがおもむろにスケッチブックを掲げてめくり始める。「20」「年」「間」「あ」「り」「が」「と」「う」「!」。やはり解散か。てことは2003年からやってたのか。

ステージの幕が閉じても鳴り止まないアンコールの拍手。普通は音楽が流れて明かりもついて終わりを悟るのだけど、中々流れない。
その時不意に流れ出す音声「サッチ!」。野村沙知代の「Such A Beautiful Lady」だ。何かが始まったことを察してアンコールの拍手も止んでいくが、あまりの突拍子の無さに新たな展開なのかこれで終わりなのか図りかねて身動きの取れない観客たち。ただ、進行方向別通行区分には、似合う。ラッパーの声も田中に似ているので、一瞬田中がラップしてるのかと思った。次第にジョン・ケージの変奏IIとも混ざり合い、奇妙な時空間が続いていく。
結局一通り流れ終わる頃には、これがスカート澤部のDJプレイであることにみんな気が付き、拍手で終わり、退場が始まった。良いプレイだった。
そうして自分のYouTube Musicプレイリストに「Such A Beautiful Lady」が加わったのであった。

物販の話をしよう。進行方向別通行区分は通販等をしないため現地物販でしかCDを買うことができない。なので転売屋の対象になっており、自分も10年前に進行方向別通行区分を知った時には、札幌在住だったこともあり、ヤフオクで旧譜を入手していた。
ただ、5月にあった渋谷での「flower。」レコ発ライブでは旧譜含めかなり潤沢に用意されていた。その前の「ムー大陸大好きでθ」レコ発の時は旧譜は全然足りておらず完売していたのだけど、flower。レコ発の時は余裕があった。
その在庫を引き継いでいたのかどうなのか、今回もかなり潤沢に用意されており、というか、かなり余っていた。
どうやら今回で売り切れという指令があったらしいのだけど(やはり解散か)、その指令は果たされず。自分も特に旧譜は買わずに帰ったのだけど、後で思えば、そもそも旧譜の半分くらいは転売で買ったものなのだし、餞というわけではないが、ごっそり買い替えても良かった気がする。ちなみに自分は転売はしない(面倒すぎてできない)ので、ただ同じアルバムの枚数が増えるだけなのだけど。布教とかしてもいいかもしれない。
売り切れと言った以上、ひょっとしたら余りは処分するのかもしれないが、できることなら、また再結成してライブをする時に持ってきて欲しい。その時は旧譜も買うから。