劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:Re:を見た。8月9日、立川シネマシティにて、極音上映。極音上映って極上音響の略だったっけ?
TVアニメ後半の再編集版(追加映像つき)。
とくにまあ、TVアニメと同じように面白かった(当たり前)、くらいしか言うことは無いのだけど。総集編の類はどうも観て咀嚼するのが苦手だ。
追加映像によって喜多、ぼっちの掘り下げが若干深まった気がする。
★★★☆☆
ほとんど日記帳
劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:Re:を見た。8月9日、立川シネマシティにて、極音上映。極音上映って極上音響の略だったっけ?
TVアニメ後半の再編集版(追加映像つき)。
とくにまあ、TVアニメと同じように面白かった(当たり前)、くらいしか言うことは無いのだけど。総集編の類はどうも観て咀嚼するのが苦手だ。
追加映像によって喜多、ぼっちの掘り下げが若干深まった気がする。
★★★☆☆
デッドプール&ウルヴァリンを観た。7月24日、立川シネマシティにて。極爆上映、字幕版。
面白かったかどうかで言えば、面白くなくはなかった。
楽しい映画ではあったけれど、それは予告でわかること。
端的に言うと、乱発されるギャグがあまり面白くなくて、結構冷めてしまった。
とにかくギャグの数が多いので10回に1回くらいクスッとできても9回は外れるので体感が良くない。
アクションも緊張感がない。デッドプールとウルヴァリンがほとんど不死身なので、ザクザク刺しあっていてもじゃれあっているだけにしか見えない。まあめちゃ痛そうではあるのだけど。
そして必要とされる前知識の量がめちゃくちゃ多い。
自分はMCUを(直近のドラマ以外)ほぼ全て追っているし、FOXのX-MENシリーズをガッツリ全部見たわけではないけれどもそこそこ知っているし(サムライとかLOGANだって観た)、その他のマーベル作品についてもそこそこ観たことがあるし、ディズニーとFOXの関係についてもぼんやり知っていたので、この映画を観ていて困ることはあまりなかった。
しかしそれでもネタが分からないために話の意味がわからずぽかんとしたところがある。
この映画はマーベル映画作品全てを網羅するような膨大な前知識がないと、基本的な話の筋やギャグやエモーショナルな部分が理解できず、「なんか楽しげな映画だなあ(ぽかーん)」で終わってしまう可能性が高い。それでいい人ももちろんいると思うけど、2000円近い映画料金を払ってそんな映画体験をするのはあまりよくないと思うし、だから自分はこの映画を人には勧められない。
ファンの間では(まあ多くの人に見てほしいからか)予習は必要ないとか、予習範囲が多すぎるから予習するだけ無意味だからとりあえず見に行けとか言われてたりするけれども、映画というのは安くないのだし、他の娯楽を切って映画だけ見ても他に選択肢がある中、十分前知識がない人にとりあえずこれを勧めるというのは、個人的には不誠実だと思う。まあ、予習してもキリがないというのはたしかにそうだけど。
逆に、必要なのは予習ではなく思い出だといった新規切り捨てみたいなことを言ってるファンもいるけれども、それは自分に思い出があるからそう感じる(自分の鑑賞体験こそ至高だったというある種の自惚れがある)だけであって、新規でもキッチリ前知識を準備していけば十分だと思う。マーベル映画の歴史だけでも詳しくさらって、あとはデッドプール2とLOGANくらい見とけば。
まあとにかく、映画外の要素が小ネタだけでなくストーリーにも深くくい込んでいるため、この映画だけ見てもわけがわからないのは間違いない。全然関連作とか周辺事情とか知らないけどわかったし楽しめたよ!という人がいたら、申し訳ないけどあなたは話の半分もわかってないし半分も楽しめてない。断言できる。膨大な関連作があり前後編の後編でありつつも雰囲気でも話が理解できるエンドゲームとかとはわけが違う(ちなみにエンドゲームはつまらなかった)。
そんな映画外の要素ばかりで成り立っている作品が果たしていい作品なのか?個人的には、一つの映画として良くないと思う。たしかに楽しかったし面白くなくはなかったものの、ストーリーが既に作品外の事情のメタファーであり、それ抜きではかなりとっ散らかって目的も設定も不明瞭なわけわからない内容になっている。ギャグの大半もそう。
とまあだいぶ苦言を呈している感じではあるのだけど、残念ながら自分には最低限の前知識が備わっていたために、そこそこ楽しめてしまった。
以下ネタバレあり。
化け猫あんずちゃんを観た。7月22日、TOHOシネマズ アミュプラザおおいたにて。
見る前はけっこうスペクタクルな展開もあるのかと思っていたけど、全体的に落ち着いたトーンの作品だった。
ロトスコープを取り入れた独特の作画も見所。絵がすごいなあと思いながら見ていた。
あんずちゃんの話と言うよりは、寺に預けられた女の子かりんの話になっており、またこのかりんが結構ひねくれているので、若干のとっつきづらさはあった。
いい話ではあるのだけど、予告編がややスペクタクルっぽく見せていたこともあり、ちょっと肩透かしといった感じ。これは自分の先入観が悪い。
★★★☆☆