劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:を観た。
6月9日、T・ジョイパークプレイス大分にて。
感想というよりメモ。
テレビアニメの方を全部観てるので、その総集編といっても特にこれといって感想はない。
今作は居酒屋の前のシーンまででいったん終わり。
どこを省略したのか一見するとよくわからなかったくらいにはよくまとまっている。
あの歌がああいう使われ方をするのか!という驚きもあった。
ただまあ、所詮は総集編なので……。
星三つ。
★★★☆☆
ほとんど日記帳
劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:を観た。
6月9日、T・ジョイパークプレイス大分にて。
感想というよりメモ。
テレビアニメの方を全部観てるので、その総集編といっても特にこれといって感想はない。
今作は居酒屋の前のシーンまででいったん終わり。
どこを省略したのか一見するとよくわからなかったくらいにはよくまとまっている。
あの歌がああいう使われ方をするのか!という驚きもあった。
ただまあ、所詮は総集編なので……。
星三つ。
★★★☆☆
マッドマックス フュリオサを観た。
6月7日、TOHOシネマズアミュプラザおおいたにて。DOLBY-ATMOS字幕。
感想というよりメモ。
マッドマックス怒りのデスロードは当時かなり楽しんで観た。2、3回は観た気がする。
だからわかっていた。二匹目のドジョウを狙うわけがないと。フュリオサに怒りのデスロードと同じ方向性を求めるのは間違いだと。
その上で観たのだけど、なんというか、その、普通だった。
いや、これは面白さが普通だったという以上に、なんだか、凡庸な作品に収まったなあというか……。
感情にも何の引っかかりもないまま終わってしまった。
フュリオサというキャラクターがそもそも一本作るには弱かったのかもしれない……とか思ったり。
ディメンタスのキャラクターは面白かった。面白いだけだったけど。でもこの作品の面白さの大半はディメンタス。
逆にイモータンジョーはなんか普通すぎた。
これじゃあ怒りのデスロードであれだけバチバチしたフュリオサとイモータンの因縁が大したことない感じになっちゃうよ。
悪いのディメンタスじゃん。イモータンの悪さをもっと出してほしかった。
ウォータンク対空飛ぶ乗り物は唯一面白かったアクションシーン。
一番疑問なのはあの運転手の男。あまりにもフュリオサに都合が良すぎないか?
なんかフュリオサといい感じになっちゃうし。恋愛まではいかないけど。
しばしば女性メインの作品で目にする気がするけど、女性が自立する過程には理解ある都合のいいイケメンをセットしないといかんのか?強い女性だと思って見てたら結局男の助けがないと自立できないみたいな印象になっちゃってちょーっと微妙な気持ちになる。別に女でもジジババでもいいだろうに、なんで恋愛をほのめかせられるような組み合わせにするかな。いや、これは完全に自分の好みの話なんであれだけど……。
ちょっとこの運転手の男の存在でかなり萎えたところがある。最初はなんかいいやついるじゃんと思ったけどフュリオサとお近づきになりだしたあたりでうーん……。デコ合わせるなデコを。
あとはなんかアニャテイラージョイがあんまりハマってなかったかな~という感じ。やっぱフュリオサは違うよ。
そんな色々モヤモヤを抱えた気持ちでエンドロールを観てたらAIの二文字が出てきてエンドロールでもがっかりさせられる始末。
後で調べたらどうも子役の顔をAI処理してアニャテイラージョイの顔と混ぜてるらしく、そこはうーん、普通のCGじゃ駄目だったのか?というか子供時代と大人時代で顔が違うなんてよくあることなのになぜ今更……。役者の顔って大事だと思うんだけどな。一人の役者で若返らせるとかならわかるけど、二人の役者を混ぜ合わせるって……。
まあとはいえ普通に面白かったので星三つ。やっぱディメンタスが良かった。
★★★☆☆
関心領域を観た。
6月4日、TOHOシネマズアミュプラザおおいたにて。字幕。
(なお、7月3日にも立川シネマシティにて2回目鑑賞。極上音響上映。字幕)
感想というよりメモ。ネタバレほんのり含む。
観る前は、アウシュビッツ収容所の隣に住む家族という前情報と、関心領域というタイトルから、何の変哲もない一般家族がアウシュビッツの壁内の惨劇に対して無関心であることを軸にした映画なのかと思っていた。
実際観てみると、まあ無関心と言えば無関心なのかもしれないが、そもそもアウシュビッツの所長一家であり、冒頭からして捕まったユダヤ人から接収した服をもらってきたりとか、収容所の焼却炉の話を家の中でしてたりとかしていて、ガッツリ事情を知っている感じがあるし、塀の中の音もまあけっこう聞こえるし、めちゃくちゃ家に執着するしで、無関心というよりは全て承知の上で生活しているという感じがある。自分はこういう状況を無関心と表現するのには違和感がある。
終わりまで観てもその点は納得がいかなかったので、後で調べたところ、そもそもこの映画とか原作の小説が出る前から、収容所の周辺の区域が関心領域と呼ばれていたらしかった。つまり、もしかすると、本来のタイトルの意味は関心の領域といった抽象的なものではなくて、アウシュビッツ隣接エリアくらいの意味だったのかもしれない。そちらの方がしっくりくる。
家や庭でのシーンは終始塀の中から聞こえる音や声が環境音として聞こえてくる。画面の中のなんでもない暮らしや会話が続く一見退屈なシーンだけれど、塀の中の音とともにあると、塀一つ向こうの惨劇を想像しながら見ることになり、独特の緊張感が生まれる。と同時に、それらを環境音としてこともなげに暮らしている登場人物たちの異常性にもまたハラハラする。特別なことは起こらないし、塀の外ではあるけれど、ここにあるのもまた異常事態なのだ。だから関心領域の外から来た人間には耐えられないのかもしれない。
そしてだんだんと塀の中の音がはっきり聞こえてくるようになる。
ネガで映されるシーンの緊張感も良かった。
音楽のほとんどない映画だけれども、数少ない音楽が秀逸で、こちらの不安を煽ってくる。オープニングはもちろん、劇中では音楽とも音ともつかない嫌な音が響く。
エンドロールの音楽も良い。エンドロールの音楽でここまで衝撃を受けたのは、自分の中ではダーク・プレイス以来だ。
話としてはとくに取り立てて何か大きな出来事が起こるわけではないのだけど、不思議とヘス一家の行く先が気になってしまう。
観客が現代のシーンで初めて塀の中に何があったかを知ることになる構成はうまいと思った。
とりあえず星四つ。かなり面白かった。
★★★★☆