ビートルジュース ビートルジュースを観た。9月27日、立川シネマシティにて、字幕版、AMEOTO上映。

オススメ度★★★☆☆

面白かった。
前作から時が経ってもビートルジュースの外見的印象は変わらず流石。
キャラクターとしても、ビートルジュースのキャラクターをもっと掘り下げて描こうという意識が感じられ、遊園地のキャラとしても採用されたことを考えると、今後のコンテンツ展開を見据えているのかもしれない。善性の薄いジャック・スパロウみたいなキャラクターが確立しつつある。キャラとしてはジャック・スパロウの方が後なんだけど。
出来がどうなるかはともかくとして、3作目以降も十分あり。ぜひビートルジュース ビートルジュース ビートルジュースを作って欲しい。なにしろビートルジュースを呼ぶには三回唱える必要があるのだから。

前作同様コメディではあるのだけど、メートランド夫妻とディーツ一家がもめるのが主軸だった前作に比べると、今作はストーリーがややハード、ダークな感じで好みが分かれるかも。

ストップモーションなどでかなり意識してアナログ感を取り入れていて、現代のVFXに慣れていると違和感があるかもしれない。まあ予告編の目玉飛び出るシーンとか見れば、あんな感じのトーンだとわかると思う。途中で人物が静止するシーンがあるのだけど、どうもそこではCGとか俳優ではなく精巧な人形を置いているように見えた。上手くアラが見えないようにカメラワークがとられていたが、逆に手間がかかっているような気がする。もちろん見ていて泥臭さを感じる面は否めないのだけど、そこまでするならもう一本筋が通っていて天晴と思わざるを得ない。

以下ネタバレあり。

メートランド夫妻が成仏しているのは痛かった。
前作ビートルジュースのハートフルな雰囲気はこの夫妻によるものだったので、是非とももう一度見たかった。

ビートルジュースの元嫁ドロレスはビートルジュースを追う姿と幽霊を殺すのだけ意味ありげに見せておいて、本筋のストーリー的には最後に突然出てきて突然死んだだけ感があって、そこはどうかと思った。

ソウルトレインをはじめとして、霊界の描写が色々と掘り下げられていて、これでテーマパークが作れそうだなと思った。やっぱりそういうの狙ってない?

エンディングがバッドエンド気味なのには驚いた。前作はリディアが救われて終わっていたので、今度は取りつかれてしまう(精神的に?)というのは結構残酷。ビートルジュースとリディアでもう一作作って救ってあげて欲しい気持ちが出てきた。そういう意味でも3作目希望。