11月18日、LAM個展「千客万雷」を観に行った。アニメイト池袋本店にて。
この日はグランドシネマサンシャイン池袋にて映画を観た帰りで、まっすぐ帰るつもりだったのだけど、池袋まで足を伸ばした機会に行かないとということで、アニメイト池袋本店へ逆戻りした。
思い出話。
LAMさんとはむか〜し2015〜16年頃、LAMさんのフォロワー数がまだ3桁とかだった頃にTwitterで相互フォローだった時期があり(今は違うよ!)、コミティアでも初参加の際にこちらからこっそり伺ったり、逆にこちらのスペースまで挨拶しに来ていただいた記憶がある(思い返せば、その時来ていただいたのがご本人かは確認しなかったのだけど)。その頃はRAMさんという名前で、改名されたのが何故かは知らない。
なので自分はLAMさんの最初の同人誌(「Q-TOPIA」。水族館がテーマ)を持っているし、その出来栄え・コンセプトが素晴らしかったので、その時のコミティアの購入物で一番だと当時評した記憶がある。基本的にイラスト本に関心の薄い自分が、イラスト本をそこまで評価するのはなかなかなかったので、当時の自分には見る目があったというより、当時の自分でもわかるくらいに才気あふれる作品だったということだろう。まあ、その頃の水族館やスイーツといったテーマは今の雷を主体としたトゲトゲしくビビッドなLAMさんとはちょっとイメージが離れてはいるのだけど。
それ以降はみるみる人気になっていくLAMさんを遠巻きに応援していた。残念ながら2016年頃から自分は心身の健康が崩れて、あまり追えなくなっていたのだけど、いつだったかZONeに起用された時なんかは明確にステップアップした感じを受けて嬉しかったのを覚えている。
思い出話終わり。
個展に入場して即目に入るのはおびただしい数のイラスト作品で、この数年〜10年弱?で発表してきたイラストが所狭しと壁面に敷きつめられていて圧倒された。
この個展には上述したような初期の作品は展示されていない。あの頃から今までこれだけの作品を描き続けていたんだなあということが体で感じられて、ちょっと涙腺がうるんだ。
先日観覧した米山舞個展でも思ったのだけど、今後のトップイラストレーターの展示は単にイラストを掲示するだけでなく、立体造形やメディアアートといった複数の表現方法を組みあわせた形になるのだろうか。LAM個展でも立体造形物や特殊印刷、映像作品がふんだんに見られて面白かった。
しかしやっぱり一番見応えがあったのは冒頭のイラスト群で、時間と人の許す限りあの空間でイラストを眺めていたいと思わせる迫力があった。
個人的には、やはりシンプルにイラストを一番観たいというところがある。でもこういうテーマパーク的なのも楽しくて悪くない。LAMさんのバイタリティがそのまま展示に反映されているようだ。
見ていて色々刺激されたのもあり、帰りにはクロッキー帳を買ってみた。こういうの、学生時代には折に触れ絵の練習で書き込んで使い切ったものだけど、最近めっきり書き込めていない。がんばって使い切りたい。