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241214映画を観た クレイヴン・ザ・ハンター

クレイヴン・ザ・ハンターを観た。12月14日、立川シネマシティにて、字幕。

オススメ度★★★☆☆

見る前の期待は一切なくて、まあSSUの暫定最終作だし義理で観るか〜……という感じだったのだけど、思ったより良かった。傑作とは言えないけれど良作。

ただ、アメコミ映画だということを事前に知らないと受け入れにくいかもしれない。予告編にも出ているが、全身ガチガチの大男が特大トラックをひっくり返す世界観だ。
その辺の説明が観る前はあんまりなく、予告編を見ても「ちょっとすごい人間」くらいの印象を受けたのだけど、実際見ると思ってたより大分アクションが良かったので、いい意味で驚いた。ああなるほど、そういう動き方するのね!あんま見たことないかも!おもしろ!

ストーリーも、この手の言ってみれば脳筋アクション映画としては独自性もあってダークめな感じで面白かったかなと思う。感心するような話ではないけれど楽しめる。一部退屈なところはあるけれど。

というわけで、めちゃくちゃオススメというわけではないけれど、全然普通に楽しめるので星3。
ちなみにSSUだから言うけれど、自分はモービウスも面白かったと思っているので、モービウスがつまらなかったという人にオススメできるアメコミ映画はあんまないかな〜……という趣味嗜好の人間が出すオススメ度星3だと思ってもらえれば。
クレイヴン続編あって欲しいな〜。SSU一旦終わりだけど。

以下ネタバレあり。

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241213雑感

今日は休みを取り、映画→ハンバーガー→ビールというゴキゲンな休日を過ごした。

映画は、どうすればよかったか?を観た。
感想は別途書いたのだけど、鑑賞中にスマホをつけてて着信音が鳴ってる観客や、少し喋ったりする観客がいて、ちょっと気になった。
こういう映画は映画好きが来る気がするけれど、映画好きほど実はマナーが悪い説を聞いたことがあるが本当だろうか。映画という場が好きなほどマナーが悪くなる?アニメや特撮映画でマナーが悪い傾向があるのもそれらのファンが好きなジャンルだから?
今回のどうすればよかったか?がそうだったかはともかく、自分たちのテリトリーだと思うと行儀は悪くなるのかもしれない。複数人で連れ立ったオタクが自分たちしか意識に入らなくなり特に行儀が悪くなるのはよくあること。

どうすればよかったか?を見たあと、新宿のシェイクシャックへ。マイタケバーガーが食べたくて行った。
思ったよりパティが、牛ミンチを形も整えずベタっと潰して焼いただけ、という感じで少し面食らった。個人店含め色々ハンバーガー屋で食べてきたけれど、一番大雑把な見た目と味をしていた。
味は想像通り美味しかった。キノコと大葉の味・食感がとてもいい。キノコを最大限楽しみたかったので肉はシングルにしたが、正解だったと思う。
ついでにルートビアがあったのも嬉しかった。昔は自宅の近場の店で飲めたのだけど、いつの間にかドクターペッパーにすり替わっていたので、残念だったところだ。数年ぶりに飲むルートビアはやはり美味しかった。ドクターペッパーも美味いけど、どちらも違う。近場の店の方はなぜルートビアをドクペに……。

その後、ベルギービールウィークエンドに行った。新宿。
自分はクラフトビールを飲むのを趣味としている(けど肝臓を労わって月に一、二度しかお酒を飲まない)のだけど、その始まりは大学時代、札幌の麦酒亭で飲んだベルギービールだった。大学の研究室の同期二人を誘って行ったのを覚えている。
その時に飲んだのが、アプリコット(杏子)のランビック。薄い色の背景に黄色い杏子のイラストが描かれているやや簡素なラベルだった。時期によってラベルが違うのかもしれないが、おそらくシャポーのアプリコットだったと思う。これが自分にとって常識外れの美味しさで、それ以来輸入ビールを酒屋で時折買うようになった。
その後クラフトビールにハマった同期に誘われて、アメリカ西海岸系のクラフトビールに出会い、現在に至る。
ベルギービールとは数年単位でご無沙汰だったのだけど、上述の同期に誘われてベルギービールウィークエンドに行ってみたというわけだ。なので結構楽しみにしていた。同期とも会えるし。
事前のチェックでは、残念ながら杏子のランビックはなかったが、桃のランビックがあったので、まあ、杏子も桃も似たようなもんかと思い(?)、とりあえずそれは飲むことにした。

まずはリンデマンス ピーチ。リンデマンス。
甘々できちんとランビック由来の酸味もあってとても美味しかった。満足感ではこの日一番だったかもしれない。やはり杏子と桃は似たようなもん……?
次はテットゥ・ド・モール・X-mas。デュ・ボック。
カラメル感のあるベタベタでモルティな甘みがグワッときて美味しい。リコリスの効果もあるだろうか。それでいて香りはヒューガルデンホワイトのような爽やかさで、コリアンダーの効果だろうか。不思議な感じのビール。8.1%と少し高め。
バリスタ・チョコレート・クォード。ヴァン・ホンセブロック。
チョコ不使用でチョコレートケーキの味がばっちりする。甘くてお菓子感があり11%の度数を感じさせない。
次に新宿BEER BOMBに場所を変えて。
パーフェクトシトラギャラクシー。Crak。
めちゃくちゃオーソドックスでクセがなくフルーティーで美味しいヘイジーIPA。
さらに六本木Brewdogに場所を変えて。
Geddit。One Drop Brewing。
ストロベリーベースにホワイトチョコの後味香る酸っぱいスムージーサワー。美味しかったけど、個人的にはホワイトチョコが若干雑味っぽく感じたかも。
Grind。Brewdog。
カラメル感のある甘みがあり、コーヒー風味のスタウト。
と、こんな感じで6杯、ビールをいただいて帰った。

正直なところ最近かなりお酒に弱いので、度数の高いビール含めて6杯はかなり危ういなと思ったのだけど、吐き気に襲われることもなく無事に家に帰りつき、二日酔いもなかった。吐き気に襲われなかったのはおそらく水をあまり飲まなかったおかげで、過去に失敗した時は水分補給という名目で水を飲んでいた。二日酔いがなかったのは肝臓の調子が良かったか、前後にハイチオールCを飲んだからだろうか。

241213映画を観た どうすればよかったか?

どうすればよかったか?を見た。12月13日、ポレポレ東中野にて。

オススメ度★★★★★

実は非常に身近な題材であり、是非とも色んな人に観てもらいたいから星5にしたいところなのだけど、人によってはこの題材に悪い意味で興味がなかったり、あまり好ましくない感想を抱きかねないかなと思うので、人を選びそうなので、星4かな……と思ったけど、やっぱり星5で。

子供の頃から精神病には関心があり、現在は自分が精神科にかかっていることもあり(双極性障害だが)、今作の題材は気になっていた。
一人の人間の人生と尊厳、統合失調症の一例とその介護の様子、家族の在り方、そういったものが記録され映し出されて、考えさせられる。
考えさせられる、という言い方は嫌いなのだけど、統合失調症は決して珍しい病気ではなく誰でも発症するリスクがあり、それを抜きにしても本作で紹介される家族と姉の人生、そして提示される「どうすればよかったか?」の普遍的な問いを思うと、やはり考えさせられるという表現が適切かもしれない。

あと、いざ見てみると「あれ、こういう人街中でよく見かけるな」と思うかもしれない。人を不用意に統合失調症と決めつけるのは危険だが、意外と身近に統合失調症患者とその家族はいるのだと、本作を見て感じることができれば、それはいい事だと思う。

以下ネタバレあり。

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