最近の取りとめのない雑記。

何度も書いているけれどシン仮面ライダーを観たダメージが大きく、二週間以上経った今もずっと、何が良くなかったのかを考えている。
概ね結論は出ているのだけど、あれで大層感動する人も多いとなると、やはり自分が大事なところを取りこぼしているのではないかという疑念が拭えない。かと言って、仮にそうだとしてもそれはあまりのクオリティの低さと連続性のなさで気持ちが離れてしまったからだろうと思われる。大怪獣のあとしまつで繰り出されたしょうもない下ネタギャグに相当するものを2時間丸々見せ続けられた気分と言えば、あとしまつ鑑賞者にはどれほど気持ちが離れたのか伝わると思う。
別に観ている最中はあーだこーだ考えながら見ているわけではない。作品の流れに身を任せて、描かれたものを素直に受け取り楽しむ気満々で観ている。作品のタイプによっては事前にハードルを下げる。たとえば昔のプリキュアオールスター春映画なんかは、作画のクオリティが低くてもしかたないし、素直すぎてなんの面白みもないストーリーだとしても、過去作のキャラが雑に扱われていても、子供向けだからしかたない。そこは織り込み済みで楽しく観ている。
シン仮面ライダーも、子供向けテレビ特撮くらいにハードルを下げて鑑賞に臨んだ。結果、ハードルを著しく下回られたというだけの、ハードル設定をミスったというだけの話だ。ハードルを適切に下げてさえいれば、楽しめない映画などそうそうない。
そうして観終わったあとで、どこがなぜ楽しめてどこがなぜ楽しめなかったのかを考える。そうすることでその作品が自分にとってどんな存在だったのかをまとめて(その過程で多くのニュアンスが取りこぼされるけれど)、一定の決着をつける。
シン仮面ライダーは、それがなかなか終わらないのだ。ただクオリティが低かっただけの駄作と結論付けたくない。
決着をつけるために、似ていると評判のCASSHERNを観たけれど、なんの意味もなかった。この際、二回目を見るべきか迷っている。ただ、追告動画を見る限り、やはり見直してもダメなものはダメな気がして、それに2時間を費やすのはかなり躊躇われる。まいった。

一方でかがみの孤城はもう6回も観た。特典コンプのためだ。ここまで特典に突き動かされると、第一弾特典の鬼畜っぷりにまんまとハマらされたという他ない。重要なイラストを特典にするのではないかという、宣伝広報への信用のなさから余計に金を落とすという矛盾……(まあさすがに後半はそれだけではなかったけれど)。一応だいぶ割引は効かせたけれど、そうでなければ1万円以上かかっている。ううむ。
たぶんBDとかも出たら買うんだろうな。まいった。でもこころがかわいいしいいか。
しかし昨日のようなイベントがあると、やはり東京住みで良かったと思う。色んなことを代償にしても住む価値はある。できれば生まれから東京でありたかったけれど、まあ大分県もご飯は美味しいし悪くはない。もし自分に子供ができるとすればやはり東京で育てたいと思う(インターネット時代にあっても、東京とそれ以外で環境が違いすぎる)のだけど、残念ながらそれ(子供)は無理そうだ。
しかし子供ができたとしたら、多分その子も自分と同じように不登校になる気がする。そうなったらどう接すればいいのかというのを自分の過去と照らして時々考える。子供ができる予定はないのに。

職場で買っている消しゴムにPILOTのCLEAN ERASERというのがある。いわゆる環境系の非塩ビ消しゴムで、こういう環境配慮系商品は使用感が悪いと相場が決まっている。
のだけれど、これが思いの外使いやすく、耐久性がある。
まず良いところの一つ目は、思ったより消字性能が高い。ここは人によると思うが、自分の感想としては特に力をかけずにキレイに消すことが出来る。というより、硬くしならないのもあって、弱い力でも効率的に力をかけやすい。あと消しカスもよくまとまる。
二つ目は、手の脂等で炭が伸びない。普通の消しゴムは手の脂などが付くと消す際に炭が伸びるようになり、著しく消字性能が悪化するばかりか、紙と消しゴムが汚れてしまう。これがない。手の脂がつかないということはないのだろうけれど(めちゃくちゃ触っているし)、脂がついていないかのように炭がつかない。これは普通の消しゴムがツルッとした質感なのに対して、こちらはややザラっとしているのが影響しているのかもしれない。
三つ目は、先に言ったけれど、耐久性が高い。普通の消しゴムはプルプルとよくしなるので、曲がったりケースに当たったりして負荷がかかったポイントから傷が入り裂けていく。この消しゴムは硬くしならないので、傷が入りにくく入っても裂けない。
おそらくこの硬さや質感は非塩ビ系であることが理由なのではないか。一般的にはプルプルした普通の消しゴムが好まれるのかもしれないが、このタイプの消しゴムももっと人気が出ていいように思う。

SONYのWF-1000MX4というワイヤレスイヤホンを愛用している。ワイヤレスイヤホンでは高級な方だが、高性能なノイズキャンセリングと外音取り込みで完全に元は取れている。何も聴かずともノイズキャンセリングはONにして電車に乗っているし、外音取り込みはまさにイヤホンをつけていないかのようで、外にいる間はイヤホンをずっと外さなくていい。音質はさほど重視していないのだけど、十分な音質だと思う。最近ではファームウェアアップデートでマルチペアリングか何かに対応したらしい。
そんな素晴らしい製品なのだけど、いくつかの不満がある。
まずウレタン製純正イヤーピースの耐久性の低さ。このイヤーピース自体の遮音性が高いので、買い換えながら使っているのだけど、それにしても弱い。自分は耳垢が湿性なのでそれもあるかもしれないが、水分に弱く、段々と硬くボロボロになっていく。当初水ウェットティッシュで拭いていたのだけど(これは普通にNGと書かれていた)、それが良くなかった。次は乾拭きにしたのだけど、拭くのをサボっていたらまたダメになった。じゃあということで乾拭きを欠かさないようにしたら、硬くはなりにくいが繰り返しの摩擦で徐々にポロポロと崩れてきた。1ピース1140円するので、結構バカにならない。
次にノイズキャンセリングのオンオフが外部の音に影響される点。たとえばレジのピーッと鳴る音でしばしばノイズキャンセリングがオンオフされる。どういう仕組みなのかわからないが、我慢はできるもののわりと不快ではある。
最後に最近困っていることで、左耳側のイヤホンだけ電池が劣化しているのか、電池の減りが早いし充電も遅い。両方100%から使っていると右耳側が80〜90%なのに左耳側は10〜20%になるし、一晩充電させても右耳100%なのに左耳は80%なことがある。これに気づいたのは2ヶ月前くらいだけれど、もっと前からそうだったのかもしれない。これはメーカーに何か確認してみてもいいかもしれない。
総合して非常にいい買い物だったとは思うのだけど、なかなか困りものな製品でもあるので、電池の件がダメそうなら買い替えも視野に入れたい。

自分は最近まで鬱で休職していた。二月から復職して今に至る。
復職にあたっては会社側にもだいぶ配慮してもらって、業務内容的には、今のところは閑職に近い立ち位置にしてもらっている。もちろん仕事内容がストレスだった面はあるのでこれはありがたいのだけど、鬱でダウンしたときは別業務に派遣されていて、そちらの業務はそこまでストレスがなかったので、根本的な解決にはなっていない。
根本的には何が問題なのかというと、睡眠障害等に起因する生活リズムと仕事のミスマッチだと思われる。簡単に説明すると、子供の頃からずっと、朝起きれないたちなのだ。これはロングスリーパー気味(睡眠の質が悪い?)なのと、概日性リズム障害(睡眠覚醒相後退障害)に起因すると考えている。
具体的には、10時間以上寝て10時以降に起きるのが最も都合がいい。睡眠相をフリーライドさせると、起床時間は9時頃〜16時頃で後退していった後一気に9時頃に戻るというような規則的なリズムになる。そこを薬等で調整するのだけど、その上で10時以降が都合がいいということになる。
もちろんそれでは定時仕事の社会生活が営めないので、どうにかして朝に起きるようにしているのだけど、当然ながらこれがだいぶ辛い。ギリギリまで起きられないので、毎朝が忙しくストレスフルだ。朝早く起きれば体調も良くない。睡眠が足りないからだ。そうして毎日毎日何かが蓄積して鬱を刺激し、しまいには溢れてしまう。
……というのを、2月に復職してからかなり改善させた。具体的には極めて早く寝るようにしたというだけのシンプルな対策だ。一日の家事や自由時間を考えると23時くらいまでは起きていたいところだが、例えば就寝時刻を21時にすれば、10時間寝ても朝の7時だ。
これはかなり自分に合う睡眠薬を見つけたことで可能になった。というか前から使っていたのだけど、ここまで効き目があることに気づいていなかった。デエビゴという。ちなみに後退障害のためにロゼレム(ラメルテオン)を分割して飲んでもいる(1錠8mgまるまるではなく粉砕して1mgまで分割している。ロゼレムはこうした飲み方の方が有効だみたいな説がある)。
これによって万事解決……とはいかない。結局早く寝られるかどうかは自分次第で容易に時間がズレるし、早く寝ることで日中できることが少なくなるというデメリットはある。

ついでに最近余計につらいのが通勤電車のダイヤ改正である。これにより、それまでと比べて15分早く家を出なければならなくなった。朝に極めてストレスがかかる自分にとってこの15分は一大事で、正直なところ、実際に出勤に差し障りが出ている。具体的には朝の体調が優れずにお休みを取りまくってしまっている。
これが今後間違いなく少なくとも1年は続くとなると、就寝時刻をさらに1時間前倒しにするというのがまず考えられるのだけれど(睡眠をズラすのは1時間単位がいい)、そうなるといよいよもってまともな私生活を送ることができないという感じが出てくる。わずかな残業も不可能だ。定時帰宅即就寝という生活になる。
自分の心身と仕事の折り合いをつけることの難しさを感じている。

そんな感じなので、家事の時間を含めた平日の自由時間がかなり削られている。そうなると休日にも影響が出てきてしまう。
具体的には、通勤時間と昼休みしか自由時間がない。昼休みはご飯で費やされるので、実質的には通勤時間だけだ。それ以上の時間を作ろうとすれば睡眠時間が削れて、だいたい翌日の朝、出勤に失敗する。
そうなると、通勤時間はほぼ満員電車の中なのでスマホいじりくらいしかできることがないのだけど(紙の本読んだりしてる人は器用すぎてすごいと思う)、都合の悪いことに通勤区間(ついでに職場も)の電波がめちゃくちゃ悪いのである。満員電車のための輻輳もあるとは思うけれど。
スマホゲームもろくにできない。ダイヤ改正以降は特に無理だ。家での時間が取れないから、ゲームのアプデとかも忘れていて、だいたい外でアプリを更新する。1GB以上のダウンロードを電波の悪い場所で携帯回線でやるのはなかなかにキツイ。週末でどうにか消化するしかないのかと、わりと困っている。
そんな感じなので、通勤時間や昼休みでできることといえば基本的にローカルでテキストを書くくらいだ。この文章もまさにその時間を使って数日に分けて書いている。

昼食の話をしたが、最近ベースブレッドにハマっている。中でもメープル味が美味しい。チョコやシナモンも悪くないが、メープルが一番好みだ(あとシナモンはこの前焦げていた)。
しっとりとしてモクッとした重みのある食感が満足感をもたらしてくれる。これで一包装あたりタンパク質12.5gだか13.5gだか入っているらしいのだからありがたい。まあ多分ほとんど小麦タンパクだと思うけど……。
昼休み、職場のコンビニでベースブレッドが売り切れている時は途方に暮れてしまうくらいだ。
最近は朝食にもしている。さすがに栄養食品とはいえ他のものを食べた方がいいとは思うのだけど……どうにも楽でついつい選んでしまう。朝辛い時にも急げば着替えたりしながら5分で食べられる。喉を詰まらせないようにだけ注意だ。