Chimeを観た。9月5日、池袋シネマ・ロサにて。
侍タイムスリッパーに引き続いて同日鑑賞。

★★★★☆

怖い怖い!嫌な感じで二度と観たくない!でも45分で短くサクッと怖がれて助かる!
じんわりしたホラーで、不穏な雰囲気で怖がらせてくれる。
チラシとかに書いてある公式ストーリー紹介はネタバレがきついので読まない方がいいかも。今作はストーリーが薄いというか少ないから、けっこうバレてしまう。まあ怖がる上でそこが重要かというとそこまで重要ではないのだけど。
最小限のストーリー、最小限の構成で、巧みに表現、演出を使ってとにかく怖がらせたる!という感じの映画。嫌じゃないシーンが全然ない。

ちょっと興味があるなら、時間も短いしサクッと観てみるといいと思う。
正直感情の揺さぶられ具合で言えば星5でもよかったのだけど、ウチ怖いもの苦手なので星4で……なんで見たのかって言われそうだけど……。

以下ネタバレ含む。

終盤、ドアのチャイムが鳴らされる(それがとっても怖い)けども、それ以前から所々でBGMとしてピンポンみたいなチャイムが流される。おそらく何らかの意味があるのだろうけど、どういう時に鳴ってたかあまり覚えてないし、あまりわかりやすく使われていなかった気がする。のでわかりませんでした。
唯一覚えているのは、終盤、2階の自室で音楽?を聴きながら一人遊びをする息子に笑顔で振り返られるシーンのあと、1階に場面転換した時に(音楽の)チャイムが鳴る。あっ、振り返られた時(不穏な出来事が起こった時)に鳴るんじゃないんだ……と思った。

自殺シーンと殺害シーンはもちろん、うわうわやってるよ〜といった感じで引き気味に怖かったのだけど、それより痛そうだな〜と思いながら見ていて、けっこう苦手だった。刃物で血が出るのはきついっす。

怖かったのはやはり菱田が料理教室に再び現れてから建物を出るまでのシークエンスと、自宅でチャイムが鳴らされて以降。そのものは見せずにとにかく演出で怖がらせたる!というすごい迫力があり、まんまと怖がらせられた。