トラペジウムを観た。
6月17日、立川シネマシティにて。
感想というよりメモ。
SNSでとある感想がバズって、それについて反論する形でまたバズって、という感じで、なんとなくSNSを騒がせていた作品。
自分はその気配を察知して即座にトラペジウムの情報をシャットダウン。こういうのはバイアスのかかった前情報を入れると良くない。
とはいっても、なんかアイドルもので、なんかギスギスの気配がする、くらいの情報は目に入ってしまい……。
そんな感じで結局トラペジウムのことなど忘れて過ごしていたけれど、ふと思い立って鑑賞。
ギスギスを見たくない!!という気持ちが強いのでかなりハラハラしていたのだけれど。
観てみると普通に面白かった。
別にネタバレにならないと思うので書くけれど、主人公の東ゆうは自分の計画に沿ってアイドルデビューへの道筋を歩んでいく。
その計画というのは一応東ゆうだけの秘密ということにはなるのだけど、知られるとちょっとマズイものではある。打算にまみれているので。
そういう打算にまみれた計画実行のプロセスが当初は描かれるのだけど、これがなんというか独特のハラハラ感があり、かなり面白かった。
中盤はまた別種のハラハラに変わっていき、そちらもまた面白い。
ただ、東ゆうとシンジ以外のキャラクター、具体的には西南北の三人のキャラクターが薄いのが気になった。アイドル東西南北の四分の三なのに。
三人とも異常に主体性がないためか、トラブルの時以外はただそこにいるだけという感じに見えてしまう。
途中で3Dと2Dの作画が混ざり合うシーンがあるのだけど、「あっ今は3Dだ」「あっ今は2Dだ」と集中が散ってしまったので、どっちかにしてほしかった気がする。
あと、じいちゃんの声に若い女性を当てるのは、いかなる理由があったとしてもやめてほしい。原作者の声だとしても。
とりあえず星三つくらいかな。面白かったです。
★★★☆☆