雑記
映画を観た ロボット・ドリームズ

ロボット・ドリームズを観た。11月18日、グランドシネマサンシャイン池袋にて、BESTIA enhanced上映。

オススメ度★★★★★

しみじみといい映画だった。
誰が見ても感じ入るものがあると思うので人を選ばずオススメ出来る。

ただ個人的にはあんまり語れることがないなあと思う。
ネタバレになっても嫌だし。
「こういう映画でした!」もけっこう危ういところがあるように感じるし、ラストで自分は〜というのはかなりライン上な気がする。
予告編の範囲で言うと、Septemberの使い所がめちゃくちゃいい。

あとこの映画にはセリフがないのだけど、それが余計な感情を生じさせなくてよかったと思う。

以下ネタバレ含む。

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ライブに行った the Tokyo underground files presents「あいる」@渋谷LUSH

ライブに行った。11月3日、渋谷LUSHにて。

待ちに待った喃語のワンマンライブ。
前日のINFINITY〜に引き続き、the Tokyo underground files(Sergius Lang)って人が組んだライブということで、喃語ファンとしてはSergiusさんに感謝感謝。

Opening ActはWorldWideSize。
かなりガチめの機材トラブルがあったものの、めちゃくちゃ聴きごたえがあって踊れるバンドだった。
過去のライブの経験からOpening Actというポジションにあんまり期待もしていなかったのだけど、全くいい意味で裏切られた。

セットリストを喃語の公式ツイートから転載。
1.みたいだ
2.正六万五千五百三十七角形
3.大小中大中(省略)
4.万引き
5.宴
6.まれびと
7.鯨
8.犬
9.パレード
10.カナリア
11.あなたがそこにいるとき
12.山の巨大ゴリラ村を荒らす
13.赤い電車
14.母子ともに健康
15.穴

16.大丈夫(終わり方カスVer.)

終わり方カスバージョンというのは、最後にトラブルでエフェクターが全部切れてしまったから。らしい。

どこからをそうとするかはともかく、自分の感覚としては比較的最近の曲がメインだったように思う。古めなのは巨大ゴリラとかか。
また、前日の大塚MEETSと合わせて今回の東京ライブでは「宴」と「カナリア」が東京初披露だったと思う(大塚の時に初めて聞いたと書いた曲はカナリアだった)。忘れてたらごめん。「みたいだ」という曲名は初耳なのだけど、曲自体は聴いたことがあった。自分はライブ後にセトリをもらったりしてないので、新曲の曲名をあまり把握してない。
宴もカナリアも良い曲で、特にカナリアはかなり好みだった。
初披露といえば、一応「犬」も初披露という扱いになるのかな。演奏がほぼなく語りがメインで、時々喃語のライブに登場する犬のおもちゃが活躍していた。喃語は歌うというよりリズムに合わせて語るバンドなので、ほぼ語りだけというスタイルは一番喃語らしい面もあると言えるのかもしれない。これは対バンライブではできなそうで、ワンマンならではかもしれない。犬のおもちゃが活躍してたことは前にもあったけれど。
あと、大小中〜のアドリブパートで珍しくミスっていた。

帰りにLPと長袖Tシャツ(濃いグレー)を購入。
LPは出た頃に買った記憶があったのだけど、家に見つからなかったので再度購入。うちにはレコードプレイヤーがないのでコレクショングッズみたいなもんだけれど……。
長袖TシャツはXLを購入して、色もおしゃれでサイズぴったり。ただ襟元や袖口の伸縮性があまりないので、頭がでかい自分が着るとそのたび襟元が破けるんじゃないかと不安になる。

喃語のライブは最近録画させてもらっていて、宣伝になればと思っていい感じのとこを切り抜いてツイッターにアップしているのだけど、自分はフォロワー200人ちょいでインフルエンサーどころかその辺の一般人よりフォロワーが少ないので、ほとんど見てはもらえないのが悲しいところ。喃語公式にRTしてもらって、喃語のファンに届くくらいしかない。
ただ今回はちょっと喃語ファンでない自分のフォロワーにも見てもらえたようでそれは良かった(今回のワンマンについては3曲くらいアップしたのだけど、「宴」の録画にフォロワーからいいねがついた)。

喃語は自分が札幌にいたころからの推しバンドで、最初に出会ったのはいつだったか思い出せないけれど、2012年頃だったように思う。喃語は2012年にメンバーチェンジを経ており、朧気な記憶ではたしか出会った時から今のメンバーだったはずで、かといって2012年より後だったような気もしないので。何にしろ忍者ワールドとか川島洋一、佐々木健太とかの曲をやってた時代だ。
最初に出会った時に、変則的でありつつもグルーヴ感のある演奏と独特の世界観に衝撃を受けた。それから喃語のライブはできるだけ行くようにして、札幌を離れて東京に来て(鬱がこじれてそれどころでなくなった時期を抜けて)落ち着いてからは、東京ライブは逃さずに行くようにしている。喃語が札幌でワンマンをやった時には既に札幌にいなかったので、自分にとってはこれが初めての喃語ワンマン。Sergiusさんに感謝感謝。

喃語には末永く活動して欲しいと思いつつも、東京に来られるのは年に1、2回と考えると、今後どれだけライブに行けるのかもわからない。自分も今は東京で働いているけれど、いつどこに行くかもわからない。
それぞれの機会を大事にしたいところ。喃語のライブは最高なので。

ライブに行った the Tokyo underground files presents「INFINITY !S. parallels」where Meets YOU ARE@大塚MEETS

ライブに行った。11月2日、大塚MEETSにて。
the Tokyo underground files presents「INFINITY !S. parallels」where Meets YOU ARE、というライブ名であってるのだろうか。チケットに書かれてるのをそのまま書いたけど。
このthe Tokyo underground files(Sergius Lang)って人が組んだライブということで、この翌日(11月3日)の喃語ワンマンライブもその人。

喃語のライブはいつも喃語目当てに行き、あわせて知らないバンドと出会うのを楽しみにしている。

出演
shuhari
喃語(from 札幌)
Three Ring Circus
BOARD(from 名古屋)

どのバンドも聴きごたえがあって良かったのだけど、実際のところ、喃語以外どのバンドがどのバンドかよくわからないまま聞いていた。バンド名紹介がなかったとか、よく聞き取れなかったり。
後で調べた感じ、たぶん出演順は上述で合ってる。

喃語は知らない曲が一曲あったので、たぶん東京では初かな。忘れてるだけかもしれないけど。

インストのshuhariといつも聴き慣れてる喃語はともかく、他の2バンドはボーカルの音がボヤけていてほぼ聞き取れなかったのが少しもったいなかった。歌詞を聞き取るとかじゃなくて、音として耳が拾いきれなかった。

大塚MEETSの近くにTITANSというビアバーがあり、先日下北ビールフェスに出店していて知ったので、今回ライブ前に行ってみた。
海外ビールの他、餃子がウリの店だ。
ビールはBarebottleのCampione(イタリアンピルスナー)とCitra Shredder(ヘイジーIPA)をゴブレットで、OgopogoのYacumama(トリプルヘイジーIPA)をスモールで。どれも飲みやすくて美味しかった(10度越えのトリプルが飲みやすいのはどうかと思うけど)。Citra Shredderはシトラのシングルホップなのにあまり嗅いだことのない気がするアロマで面白かったし、Yacumamaはかなり甘くてミックスジュースみたいな味で驚いた。
餃子は普通の餃子と、メキシカンタコス餃子、キムチ餃子を頼んだ。メキシカンタコス餃子は辛かったけど、ライムが付いていてそれがよく合っていた。キムチ餃子は遠い昔焼肉屋で食べてたのが好きだったのだけど、それと似た味でノスタルジーを感じた。

さらにライブハウスでは1回クリスタルガイザーを挟んだ後、Left handのMeyer Lemon Drop Shandyがあったので、初めて飲むタイプのビールなので挑戦してみた。レモン果汁の味がした。
その後、酸っぱい口になったのでカルーアミルクで口直し。

そして帰宅後、日付が変わった頃に自宅でリバースした。
昔はこれくらいまでなら飲めてたんだけどもうダメか〜……。

実はライブの途中で腹を下してトイレにこもるという失敗もおかしていたのだけど、それもアルコールのせいかなあ。

映画を観た ヴェノム:ザ・ラストダンス

ヴェノム:ザ・ラストダンスを観た。11月2日、グランドシネマサンシャイン池袋にて。IMAXレーザーGT字幕版。

オススメ度★★☆☆☆

けっこう楽しめたけど人に勧められるかといったらちょっときついかな!
シリーズ作を把握しとかないとよくわからないかなと思うし、その上で無視できない不満点が結構多い、というか大きい。
予習なしで行くのは少しキツイというのと、不満点についてかなり好みが分かれそうなので、このくらいのオススメ度にしておく。

ヴェノムは結構好きなシリーズで、キャラクターの取り扱いが上手いと感じるし、SSU特有?の90年代00年代的なコンパクトな雰囲気も良い。シンビオートたちも見た目がかっこよくて、液体が絡みつくようなビジュアルとアクションも独自性があって良かった。
特に前作のレットゼアビーカーネイジなんかは昔のティム・バートン作品をオマージュしたような作品に仕上がっていて見所があった。

翻って今作はエディとヴェノム以外のキャラクターが立っていないし、敵クリーチャーのビジュアルも平凡、話のスケールが広がった代わりにポッと出感のある要素がとっちらかってまとまらない。原作のキャラを知らないと分からないのか?と思うことも多かった。
とはいえエディとヴェノムが仲良くしているのは尊いし(まあちょっとその要素も少なめだった気がして物足りないけれど)、手に汗握る場面もあって楽しめたから、それだけならオススメしづらいとかいうことはないのだけど、やっぱり一番の不満点がそれを躊躇わせる。

以下ネタバレあり。

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映画連休 今上映してる映画のネタバレなし感想まとめ

この連休期間中、映画をめちゃくちゃ観た気がする。5本か。
まだ「室井慎次 敗れざる者」「ぼくが生きてる、ふたつの世界」とかも観たいところではあったけどこれが限界か。
連休中に観た映画を含め、今上映してる中で観たことある映画をネタバレ抜きで改めてまとめて紹介する。何回感想書くねんという話だけど。書きたいから書く。

・シビル・ウォー アメリカ最後の日
ポストアポカリプス・戦争・ロードムービー。
あんま楽しめなかった。
内戦である意味が全然なく、普通の戦争でも変わらない。個人的には平凡な戦場ジャーナリストものにポストアポカリプス・ロードムービーを組み合わせただけに感じる。人々の分断が描写されないので、ロードムービーで出会う相手も銃を持った他人以上のものではない。
主軸となるジャーナリストたちのストーリーが薄く退屈。主役の一人であるジェシーが好きになれない。
平坦・単調で露悪的な不快感を誘う描写や、リアルかどうかはともかく異様に迫力ある銃火器音から、戦争の現実、アメリカの現実を感じとれるかが楽しめるかどうかのカギ。自分はフィクションだなと思った。

・ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ
ラブロマンスと法廷劇。
楽しめたけどオススメはしづらい。スケールが小さく陰鬱としていてエンタメ度が低いから。でも前作と絡めたメッセージ?を伝えきっていることは天晴。
歌のシーンが多く、そこがどうしても退屈。
相手役のリーというキャラが嫌いだったので結構イラッとしながら見ていた。
ジョーカー1を観た人には絶対観てほしい気持ちはあるけれど、エンタメ度が低いのでオススメはできないのが悩みどころ。

・トランスフォーマーONE
大人が観てもちゃんと楽しめる王道のCGアクションアニメ。
オリジンストーリーなのでトランスフォーマーの知識がなくても大丈夫。自分もなかった。乗り物に変身する機械生命体というところだけのみ込めれば。
CG表現のクオリティも高く、冒頭映る街並みで既に圧倒された。
アドベンチャーとして楽しめる展開が詰め込まれていて飽きずに楽しめる。
人間ドラマも主人公のオライオンパックスとD-16の友情を軸に楽しめ、他のキャラクターもさすがに歴史あるIPなだけあってバラエティ豊かで魅力的。
固有名詞と聞き取りづらい名前が多く、吹替で見たのだけど情報を追うのがなかなか間に合わなかったので、字幕の方がいいかもしれない。

・あの人が消えた
ネタバレ絶対NG系映画。一応ミステリーか。個人的には今年ベスト級。
小説家になろう協賛でなろう小説を扱っているのでオタク向けな面があり、オタクにもオススメしたい。
主人公のコンプラ意識がめちゃめちゃなことを我慢できるかどうかで分かれそう。
あと主人公の先輩がわりと邦画っぽいギャグとばしたりするので、陰鬱でミステリアスなトーンの映画を期待すると、ん?と思うかも。
とまあ、結構見る側の譲歩は要るかもしれないけれど、とにかく前知識ゼロで行った自分はラストでめちゃめちゃになったので、オススメ。

・Cloud
面白かったけど、これもまあ一応ネタバレNG系かも。予告観たらバレるけど。前知識ゼロで見て、なんか思てたんと違うなとなった。
しかし怖い雰囲気、嫌な雰囲気を味わいたければまず間違いない。画作り、見せ方が上手くてまんまと怖がらせられる。ジャンプスケアが一回だけあるので注意。
登場人物もいい感じに嫌な奴ばかりでじんわり嫌な気分にさせられる。
ただやっぱり思てたんと違うなとはなるので、そういうの許せる人向け。許せるなら予告は観ない方がいい。

以下、連休中に見たわけではないけど今上映してるのを確認できた映画。こちらは簡単に。

・ビートルジュース ビートルジュース
愉快なコメディ。死の世界を扱っているのでそういう意味でちょっとブラック。
前作を見て期待したものが大体そのまま出てくる。ティム・バートンらしさを近年感じていなかった人もこれなら楽しめそう。
これなんだったの?みたいに思うところがちょこちょこあるかもだけど、まあコメディなのである程度は……ね……。

・ラストマイル
サスペンス。というか、要するに踊る大捜査線THE MOVIE的な感じ。
今年を代表する大作邦画の1つとして相応しく、しっかりと楽しめる。
主人公にちょっとクセがあるのと、ちょっと小っ恥ずかしい英語が出てくるので、そこは我慢。
アンナチュラルやMIU404のキャラがどかっと出てくるので、ドラマ見ろとまでは行かずともキャラや設定の予習必須。

・侍タイムスリッパー
笑いあり涙ありの時代劇制作コメディ。
今年を代表するインディーズ邦画。自分個人としても面白かったし、個人の感想を除いても、1館上映から口コミで全国シネコンまで上映館数拡大し続けてるのが面白くないわけがない。オススメ。
終盤の展開に賛否は分かれるかもだけれど、個人的にはそこで鮮烈な映画体験をさせてくれたので、賛。

・きみの色
バンドものアニメ、と言うには大分ほんわかふわふわしている。かわいい作品。
けっこう楽しめた。基本的には主役三人の関係性をニコニコしながら眺める感じの楽しみ方。
ここで挙げてる中では一番ストレスなしでほんわか楽しめるので、癒されたい人にオススメ。

・鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎
今やってるのは真生版でそっちは見た事ないのだけど、まあ元々のやつと大筋にそう変わりはないだろうと決めつけ。
元々のやつは面白かった。横溝正史と妖怪とバトルアクションのミックスといった感じ。人間の醜さを描くダークな作風と、サービス精神のあるエンタメが共存している。
ある登場人物が一番シリアスな場面でやたらコミカルな振る舞いをしていて、そこは違和感があってもったいなかった。ねずみ小僧ではない。

・ルックバック
クリエイター賛歌の感動アニメ。ボロボロ泣けるはず。オススメ。
……と一応言っておくけど、素直に言うと、個人的には楽しめなかった。映像も音楽も合わず。特に音楽はない方が良かった。当然泣けもしてない。ストーリーは原作漫画そのままなので特にプラス要素なし(変な改変されても困るので別にいいのだけど)。
でもどうせ自分以外のみんなは楽しめるんでしょ、というひねくれた根性で、激推ししておく。

映画を観た Cloud

Cloudを観た。10月14日、立川シネマシティにて。

オススメ度★★★☆☆

ダレ気味だったけど面白かった。
転売屋の主人公がどことなく不穏な状況に置かれてたり、追い詰められていくシーンなどは、さすが黒沢清監督と言うだけあって、イヤ〜な雰囲気が画作りから何からにじみ出ていてとても良かった。そのパートを退屈と感じる人もいるかもしれないが、個人的にはこの嫌な雰囲気が満ちているうちは緊張感があって全く退屈しなかった。
この感じは先日見た黒沢清監督の傑作Chimeにもあって、とにかく映像や音、出来事全てで不穏や緊張感が積み重なっていって怖さの予感になり、緊張感が持続し、怖い出来事が余計に怖くなるという良さがある。

予告編は見てはいたのだけど内容をほぼ忘れていたため、思ってたジャンルと少し違うな……?となった。ただ逆に忘れていたために、緊張感を持って映画を観られた面もあるかもしれない。そういう展開になるんでしょ、という予測を抜きにして、どうなるか分からないという状態になったから。
そういう展開の部分は個人的には結構ダレたかな〜と思う。

そういえば、今作にも登場している吉岡睦雄氏は最近観た映画だとChime主演の他にも化け猫あんずちゃんにも出演していて、今年観た映画で3作も目にしたことになる。あんまり同じ人を何度も見るということもないのでちょっと面白い。

以下ネタバレあり。

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