☆☆☆
トラペジウムを観た

トラペジウムを観た。
6月17日、立川シネマシティにて。

感想というよりメモ。

SNSでとある感想がバズって、それについて反論する形でまたバズって、という感じで、なんとなくSNSを騒がせていた作品。
自分はその気配を察知して即座にトラペジウムの情報をシャットダウン。こういうのはバイアスのかかった前情報を入れると良くない。
とはいっても、なんかアイドルもので、なんかギスギスの気配がする、くらいの情報は目に入ってしまい……。

そんな感じで結局トラペジウムのことなど忘れて過ごしていたけれど、ふと思い立って鑑賞。
ギスギスを見たくない!!という気持ちが強いのでかなりハラハラしていたのだけれど。

観てみると普通に面白かった。
別にネタバレにならないと思うので書くけれど、主人公の東ゆうは自分の計画に沿ってアイドルデビューへの道筋を歩んでいく。
その計画というのは一応東ゆうだけの秘密ということにはなるのだけど、知られるとちょっとマズイものではある。打算にまみれているので。
そういう打算にまみれた計画実行のプロセスが当初は描かれるのだけど、これがなんというか独特のハラハラ感があり、かなり面白かった。
中盤はまた別種のハラハラに変わっていき、そちらもまた面白い。

ただ、東ゆうとシンジ以外のキャラクター、具体的には西南北の三人のキャラクターが薄いのが気になった。アイドル東西南北の四分の三なのに。
三人とも異常に主体性がないためか、トラブルの時以外はただそこにいるだけという感じに見えてしまう。

途中で3Dと2Dの作画が混ざり合うシーンがあるのだけど、「あっ今は3Dだ」「あっ今は2Dだ」と集中が散ってしまったので、どっちかにしてほしかった気がする。

あと、じいちゃんの声に若い女性を当てるのは、いかなる理由があったとしてもやめてほしい。原作者の声だとしても。

とりあえず星三つくらいかな。面白かったです。
★★★☆☆

劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:を観た

劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:を観た。
6月9日、T・ジョイパークプレイス大分にて。

感想というよりメモ。

テレビアニメの方を全部観てるので、その総集編といっても特にこれといって感想はない。
今作は居酒屋の前のシーンまででいったん終わり。
どこを省略したのか一見するとよくわからなかったくらいにはよくまとまっている。
あの歌がああいう使われ方をするのか!という驚きもあった。

ただまあ、所詮は総集編なので……。
星三つ。
★★★☆☆

マッドマックス フュリオサを観た

マッドマックス フュリオサを観た。
6月7日、TOHOシネマズアミュプラザおおいたにて。DOLBY-ATMOS字幕。

感想というよりメモ。

マッドマックス怒りのデスロードは当時かなり楽しんで観た。2、3回は観た気がする。
だからわかっていた。二匹目のドジョウを狙うわけがないと。フュリオサに怒りのデスロードと同じ方向性を求めるのは間違いだと。
その上で観たのだけど、なんというか、その、普通だった。
いや、これは面白さが普通だったという以上に、なんだか、凡庸な作品に収まったなあというか……。
感情にも何の引っかかりもないまま終わってしまった。

フュリオサというキャラクターがそもそも一本作るには弱かったのかもしれない……とか思ったり。

ディメンタスのキャラクターは面白かった。面白いだけだったけど。でもこの作品の面白さの大半はディメンタス。
逆にイモータンジョーはなんか普通すぎた。
これじゃあ怒りのデスロードであれだけバチバチしたフュリオサとイモータンの因縁が大したことない感じになっちゃうよ。
悪いのディメンタスじゃん。イモータンの悪さをもっと出してほしかった。

ウォータンク対空飛ぶ乗り物は唯一面白かったアクションシーン。

一番疑問なのはあの運転手の男。あまりにもフュリオサに都合が良すぎないか?
なんかフュリオサといい感じになっちゃうし。恋愛まではいかないけど。
しばしば女性メインの作品で目にする気がするけど、女性が自立する過程には理解ある都合のいいイケメンをセットしないといかんのか?強い女性だと思って見てたら結局男の助けがないと自立できないみたいな印象になっちゃってちょーっと微妙な気持ちになる。別に女でもジジババでもいいだろうに、なんで恋愛をほのめかせられるような組み合わせにするかな。いや、これは完全に自分の好みの話なんであれだけど……。
ちょっとこの運転手の男の存在でかなり萎えたところがある。最初はなんかいいやついるじゃんと思ったけどフュリオサとお近づきになりだしたあたりでうーん……。デコ合わせるなデコを。

あとはなんかアニャテイラージョイがあんまりハマってなかったかな~という感じ。やっぱフュリオサは違うよ。

そんな色々モヤモヤを抱えた気持ちでエンドロールを観てたらAIの二文字が出てきてエンドロールでもがっかりさせられる始末。
後で調べたらどうも子役の顔をAI処理してアニャテイラージョイの顔と混ぜてるらしく、そこはうーん、普通のCGじゃ駄目だったのか?というか子供時代と大人時代で顔が違うなんてよくあることなのになぜ今更……。役者の顔って大事だと思うんだけどな。一人の役者で若返らせるとかならわかるけど、二人の役者を混ぜ合わせるって……。

まあとはいえ普通に面白かったので星三つ。やっぱディメンタスが良かった。
★★★☆☆