4月以降いろいろ映画を観たのだけど、感想を書く暇がなく5月も半ばまで来てしまった。
一応観た作品は全て備忘録がてら感想を書いておきたいと思うので、かなり手短にはなるけれど、感想を書いていこうと思う。
Twitterで書いた内容の転載もあり。
以下作品のネタバレを含むので、注意。

5月7日鑑賞。
映画コナンを観るのは久しぶりで、前回も海モノ(絶海の探偵)だったのだけど、どんな感じだったかはもう覚えていなかった。
ついでに漫画コナンも久しく見ておらず、例えば警察の隻眼の黒い人は誰だったっけ…なんで来てるんだろ…といった感じ。
なのでまっさらな気持ちで観に行ったのだけど、思いのほか面白くてびっくりした。これはたしかに100億いくわという感じ。

基本的に自分は察しが悪いので、「老若認証」のヤバさがしばらく話が進むまでよくわからなかったのだけど、かなりクリティカルな設定を持ち込んできている。
自分は所詮映画展開というのは本編に影響がないように、悪い言い方をすると「なかったこと」になると思っていたので、ここまで踏み込んでくるとは思っていなかった。もちろん最後にはやっぱりほぼなかったことにはなるのだけど、実際に一度は灰原の正体がバレるところまで行くのは相当なインパクトがある。

そこからの展開が早く小気味が良い。灰原の正体がバレそうだということでコナンが眼鏡を貸したすぐ後で黒の組織の急襲により誘拐。あまりの回収の速さに、完全にコナンの眼鏡はフラグ立てでしかなくて笑ってしまうのだけど、笑っている暇もなく蘭が助けに飛び込んでくる。そこからの怒涛のアクション、カーチェイス。めちゃくちゃ見応えがある。特にカーチェイスシーンは本当に面白くてやっぱり笑ってしまった。別におかしいわけではないのだけど(いや博士はちょっとだいぶおかしいか)、作品の勢いでつい笑ってしまう。
ついでに、その挙句取り逃して博士が泣くシーンも、予告の時点ではそんなに深刻なシーンで泣いてるんじゃないんじゃないの~?と思っていたのだけど、ガチで深刻なシーンだった。コナン映画をナメてたとしか言いようがない。すいませんでした。

その後はそれほどのスペクタクルなシーンはないのだけど、お決まりの殺人事件はもちろん、組織メンバーの駆け引き、赤井安室コンビのちょっとした共闘といったところでファンサービスを見せてくれる。
そして最後にはコナンと灰原のキス。やりやがった!という気持ちでニヤケ笑いがこらえられなかったのだけど、その後で蘭にキスを移す処理方法にも驚いた。つまりは今後灰原から蘭に移し替える同様の儀式さえすればコナンと灰原がいくらでもいちゃつくことが現実的に可能だということで(冗談ですよ)、これはコナン灰原・蘭灰原カップリングに映画が斜め上の回答を与えてきたのか、既にファンの間では見出されていた回答なのか、どっちなのかが気になるところ。
これも映画がここまで踏み込んでくるとは…コナン灰原ファーストキスを入れてくるとは…思っていなかった。ナメててすいませんでした。

しかし直美の父さんはさすがにガチで死んだと思って、正義と命の天秤をがっつり残酷に描いて見せてくるなあと思ったら、まさかの生存。あんだけ狙い通りに狙撃しておいて標的を殺し損ねているというのは、やはりコルンはヘボスナイパーなのでは…。

いっこわかんなかったんだけど、最後にいっけええええ!!!して蹴り飛ばしたあのボール状のものはなんだったんだろう。
最後の盛り上がりどころなのに意味が分からなくて、あそこはちょっと自分の察しの悪さが憎かった。