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コミティア150にサークル参加した

11月17日、コミティア150にサークル参加しました。

よく考えたらここで告知していなかったような気もします。読み返すの面倒なので確認しませんが、そうだったらごめんなさい。どうも、こんなサイト誰も見ていないだろうと思って軽視している感があり、だめですね。ちゃんとしないと。

今回はなんと5ホール開催だったそうですね。4ホールだと勘違いしてましたが、出張編集部が別ホールだったとか。
自分は青年向け漫画ジャンルで、東7ホールのD08bでした。
東7ホールということで、メイン会場からはちょっと分断されちゃいましたね。せっかくのコミティア150記念回だったんですが、お祭り感からは切り離されちゃった感があり、残念でした。

頒布物は本文24Pのコピー本で100円。
いつもより時間かけられるしこの量でもイケるかと思ったら全然イケませんでした。大変だった……。
話が全然思いつかなくて、ネームを描き始めたのが一週間前だったので、まあ、いつものパターンなんですが、なんでページ数をいつもより増やしてイケると思ったんだろうか。
内容はうちの子キャラであるニセコ周りの漫画ですね。
ニセコ関連は10年前に1hm4で半年くらい4コマを描いたあとにまとめ本をコミティアで出してそれっきりだったので、漫画としては久しぶりに描いたということになります。今後も折に触れて描きたいところではあります。
例のごとくなんですが、ネットにアップする予定はありません。コミティアで再度頒布することがあるかはわかりませんが、今の所しない予定です。(したことはあります)
基本的に自分の出すコピー本はそういう感じなので、万が一億が一気になる方がいたらコミティア会場へお越しください。あらかじめご連絡があれば、過去のコピー本もその分刷って取り置き可能です。

今回参加した感想としては、端的に言うと、人が来なかったの一言ですね。
いや、コミティア自体の人入りは過去最大級だったようですし(東ホール前のカタログ売り場から西ホール手前まで列が伸びていたらしい)、お隣のサークルさんはどちらも人が来ていたんですが、自分のところは比較せずとも全然でした。
いつもより売れないとか以前に、いつもより立ち寄ってすらいただけなくて、力不足を痛感しました。本を買っていただいた方はほとんどがTwitterのフォロワーの方だと思います。初見と思われる人がいつもより来なかった。
ていうかまあ、具体的に書いちゃうと、スペースにお立ち寄りくださったのは7人です。お買い上げいただいたのは後述のお隣さんを除いて4人。試し読みされたのは4人(うち3人は買わず)。
これほど来なかったのは10年同人活動やってきてワースト3に入るかもしれません。いちいち覚えてないですが。大体いつもは10人以上はスペースに立ち寄っていただけています。

いつもよりTwitterで宣伝はしていたつもりなんですが(早くから名前にスペース番号つけていたし、折に触れて作業ツイートなんかもしていた)、この結果となると、おそらくTwitterのフォロワーで周知可能なところには周知されきっていて、それ以外のところに全くリーチしなかったんでしょう。Twitterでフォロワー以外の人となるとそもそもそこまで届くほど拡散力がないので論外として、普段はおそらくティアマガのサークルカットで確認した人や、実際にイベント会場でたまたま通りすがって表紙が気になった人という層が立ち寄ってくれていたんだと思います。
以前単眼のサークルカットで参加したのに単眼本を出さなかった時がありまして、その時に単眼目当てらしい人が来て「単眼は……?」と聞かれたことがあったので(本当に申し訳ない)、サークルカットだけ見て来る層というのはいるようです。
で、今回のサークルカットは普通の人間で表紙が単眼という、その時の逆なので、単眼好きな人がサークルカットで認知しなくて、通りがかる人たちは単眼表紙にあまり惹かれなかったのかなという気がしています。サークルカットが普通だったので、スペース配置も人外系の集まるところでもなかったですしね(そういうところが今回あったのかは知らないけれど昔はあった)。
サークルカットと表紙には気をつけた方がいいなというのが今回の学びかなと思います。

Twitterでサンプル掲載とかもするといいのかなとは思いますが、個人的にネットに漫画をアップしたくないのと、それ以前に描き上がるのが前日とかなのでアップしてる余裕がなかったというのもあります。まあ主に前者の理由ですね。

(追記:あまり関係ないのですが、ネットに漫画をアップしたくないのは「ネットで無料で読める」状態が「本来届くべきでない層にも容易に届く」ため好ましくないと思っているからです。先日もそれで既刊サンプルを掲載して内容に問題があると炎上した事例がありましたね。既刊なので、即売会で頒布する分には問題視されていなかったのでしょう。炎上ではないにしろ何らかの問題が発生する可能性があり、自分はそれに対応する精神的余裕がありません。
一方で、それなら無料公開ではなくBOOTHとかでDL販売にすればいいのではないか、というのももっともです。個人的にはそれもちょっと気が引けるところではありますが、確かに先述の問題はクリアできます。コストを払ってくれた人は「本来届くべきでない層」ではないですから。
しかしこれは完全に自分の個人的な事情になりますが、いかに利益が小さかろうと、DL販売という形式を取ることは絶対にできないのです。同じ理由で、メロンブックスに委託などもできません(そもそもコピー本は委託できませんが)。これは自分の意思ではなくて、勤務している会社の事情です。なので、億が一神絵師になってDLエロ同人で稼げる目処がたって退職する、とかでないかぎりは、自分はそういうことをするつもりはない、というかできません。
そういうわけなので、自分のコミティア頒布物は、コミティア現地限りのものと思っていただければ幸いです。)

また、そもそも机に敷物敷いてポンとコピー本を置くだけじゃなくてちゃんとディスプレイしろという意見もあるかもしれませんが、ちょっとそこはキツイです。とてもそうは思えないと思いますが自分には今の形でいっぱいいっぱいです。ミニイーゼルくらいなら立てれるかもですが。買ってみようかな。

後はまあ、今回に限ったことではなく毎回の話なんですが、一度来てくれた方が次も来てくれるというサイクルがほとんど回っていないのもあります。フォロワーや知り合いの人が来ないのもこれに入ります。
これはもう自分の力不足以外になくて、買っていただいた本の内容に満足されていないためだと思います。精進します。

何にしても、スペースに来ていただけないことには何も始まらないので、今回の問題点を次回は改善したいところです。買っていただけなくても来て読んでいただけるだけで感謝感謝なので……。

今回はお隣(D08a)の「角を曲がる鳥ブックス」の野木久司さんと、コピー本を交換(というか互いに購入)させてもらいました。こちらが気になって買いたいと言ったのが先なので、お返しで買わせちゃったかなと思ったりもしますが。
お互いの本の感想やコミティアについてなど、たくさんお話させていただいて楽しかったです。SNSはされていないようなので(pixivはありましたが)、ここでお礼を。ありがとうございました。
とても精微な作画をされていて(アナログで!)見応えがあるのと、作家の憂鬱な一面をシチュエーションも含めて表出させるじんわりした心象表現が合わさって、コミティア好きには刺さるいい漫画でした。

前回のコミティア149でもお隣のサークルさんと本を交換(互いに購入)させてもらって、その他色々話をさせてもらいましたが、なんか二回続けてこういう交流があったことに嬉しさと驚きを感じています。自分は受け身なタイプのコミュ障なので、こういうのは本当にあまりない。というかそうでなくとも知り合いでもないお隣とそんなに話してる人見たことないです。
どっちも本の交換が話の起点だったような気がするので、そういうきっかけもあるのかもしれないですね。あくまで本が気になったのが先で、話したいから買う、というのはありませんが……。

次回のコミティア151についてですが、そちらも参加予定です。ちょっとお金がなくて今すぐ申し込めないんですが……数日後には……。
ジャンルは何にするか……結局青年漫画かその他のどちらかにすると思いますが……。どちらがいいんでしょうね……。青年漫画という自認はないのでその他の方が合ってる気もするんですが、以前何回かその他に出た時青年漫画と比べて明らかに人が少なかったんですよね。イラストと青年漫画はコミティアの華ジャンルですからね。うーん。
実際内容も漫画にするかどうかわかりません。ひょっとするとうちの子らくがきまとめとかになるかもしれません。そうなるとますますその他って感じだよな……。
なんにしろ新刊出せるように頑張ります。頑張れないかもしれませんが……(突然の弱気)。なんにしろまたコンビニプリントコピー本になると思います。お金がないので……。

また次回、お会いできれば嬉しいです。よろしくお願いします。

映画を観た ロボット・ドリームズ

ロボット・ドリームズを観た。11月18日、グランドシネマサンシャイン池袋にて、BESTIA enhanced上映。

オススメ度★★★★★

しみじみといい映画だった。
誰が見ても感じ入るものがあると思うので人を選ばずオススメ出来る。

ただ個人的にはあんまり語れることがないなあと思う。
ネタバレになっても嫌だし。
「こういう映画でした!」もけっこう危ういところがあるように感じるし、ラストで自分は〜というのはかなりライン上な気がする。
予告編の範囲で言うと、Septemberの使い所がめちゃくちゃいい。

あとこの映画にはセリフがないのだけど、それが余計な感情を生じさせなくてよかったと思う。

以下ネタバレ含む。

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ライブに行った the Tokyo underground files presents「あいる」@渋谷LUSH

ライブに行った。11月3日、渋谷LUSHにて。

待ちに待った喃語のワンマンライブ。
前日のINFINITY〜に引き続き、the Tokyo underground files(Sergius Lang)って人が組んだライブということで、喃語ファンとしてはSergiusさんに感謝感謝。

Opening ActはWorldWideSize。
かなりガチめの機材トラブルがあったものの、めちゃくちゃ聴きごたえがあって踊れるバンドだった。
過去のライブの経験からOpening Actというポジションにあんまり期待もしていなかったのだけど、全くいい意味で裏切られた。

セットリストを喃語の公式ツイートから転載。
1.みたいだ
2.正六万五千五百三十七角形
3.大小中大中(省略)
4.万引き
5.宴
6.まれびと
7.鯨
8.犬
9.パレード
10.カナリア
11.あなたがそこにいるとき
12.山の巨大ゴリラ村を荒らす
13.赤い電車
14.母子ともに健康
15.穴

16.大丈夫(終わり方カスVer.)

終わり方カスバージョンというのは、最後にトラブルでエフェクターが全部切れてしまったから。らしい。

どこからをそうとするかはともかく、自分の感覚としては比較的最近の曲がメインだったように思う。古めなのは巨大ゴリラとかか。
また、前日の大塚MEETSと合わせて今回の東京ライブでは「宴」と「カナリア」が東京初披露だったと思う(大塚の時に初めて聞いたと書いた曲はカナリアだった)。忘れてたらごめん。「みたいだ」という曲名は初耳なのだけど、曲自体は聴いたことがあった。自分はライブ後にセトリをもらったりしてないので、新曲の曲名をあまり把握してない。
宴もカナリアも良い曲で、特にカナリアはかなり好みだった。
初披露といえば、一応「犬」も初披露という扱いになるのかな。演奏がほぼなく語りがメインで、時々喃語のライブに登場する犬のおもちゃが活躍していた。喃語は歌うというよりリズムに合わせて語るバンドなので、ほぼ語りだけというスタイルは一番喃語らしい面もあると言えるのかもしれない。これは対バンライブではできなそうで、ワンマンならではかもしれない。犬のおもちゃが活躍してたことは前にもあったけれど。
あと、大小中〜のアドリブパートで珍しくミスっていた。

帰りにLPと長袖Tシャツ(濃いグレー)を購入。
LPは出た頃に買った記憶があったのだけど、家に見つからなかったので再度購入。うちにはレコードプレイヤーがないのでコレクショングッズみたいなもんだけれど……。
長袖TシャツはXLを購入して、色もおしゃれでサイズぴったり。ただ襟元や袖口の伸縮性があまりないので、頭がでかい自分が着るとそのたび襟元が破けるんじゃないかと不安になる。

喃語のライブは最近録画させてもらっていて、宣伝になればと思っていい感じのとこを切り抜いてツイッターにアップしているのだけど、自分はフォロワー200人ちょいでインフルエンサーどころかその辺の一般人よりフォロワーが少ないので、ほとんど見てはもらえないのが悲しいところ。喃語公式にRTしてもらって、喃語のファンに届くくらいしかない。
ただ今回はちょっと喃語ファンでない自分のフォロワーにも見てもらえたようでそれは良かった(今回のワンマンについては3曲くらいアップしたのだけど、「宴」の録画にフォロワーからいいねがついた)。

喃語は自分が札幌にいたころからの推しバンドで、最初に出会ったのはいつだったか思い出せないけれど、2012年頃だったように思う。喃語は2012年にメンバーチェンジを経ており、朧気な記憶ではたしか出会った時から今のメンバーだったはずで、かといって2012年より後だったような気もしないので。何にしろ忍者ワールドとか川島洋一、佐々木健太とかの曲をやってた時代だ。
最初に出会った時に、変則的でありつつもグルーヴ感のある演奏と独特の世界観に衝撃を受けた。それから喃語のライブはできるだけ行くようにして、札幌を離れて東京に来て(鬱がこじれてそれどころでなくなった時期を抜けて)落ち着いてからは、東京ライブは逃さずに行くようにしている。喃語が札幌でワンマンをやった時には既に札幌にいなかったので、自分にとってはこれが初めての喃語ワンマン。Sergiusさんに感謝感謝。

喃語には末永く活動して欲しいと思いつつも、東京に来られるのは年に1、2回と考えると、今後どれだけライブに行けるのかもわからない。自分も今は東京で働いているけれど、いつどこに行くかもわからない。
それぞれの機会を大事にしたいところ。喃語のライブは最高なので。

ライブに行った the Tokyo underground files presents「INFINITY !S. parallels」where Meets YOU ARE@大塚MEETS

ライブに行った。11月2日、大塚MEETSにて。
the Tokyo underground files presents「INFINITY !S. parallels」where Meets YOU ARE、というライブ名であってるのだろうか。チケットに書かれてるのをそのまま書いたけど。
このthe Tokyo underground files(Sergius Lang)って人が組んだライブということで、この翌日(11月3日)の喃語ワンマンライブもその人。

喃語のライブはいつも喃語目当てに行き、あわせて知らないバンドと出会うのを楽しみにしている。

出演
shuhari
喃語(from 札幌)
Three Ring Circus
BOARD(from 名古屋)

どのバンドも聴きごたえがあって良かったのだけど、実際のところ、喃語以外どのバンドがどのバンドかよくわからないまま聞いていた。バンド名紹介がなかったとか、よく聞き取れなかったり。
後で調べた感じ、たぶん出演順は上述で合ってる。

喃語は知らない曲が一曲あったので、たぶん東京では初かな。忘れてるだけかもしれないけど。

インストのshuhariといつも聴き慣れてる喃語はともかく、他の2バンドはボーカルの音がボヤけていてほぼ聞き取れなかったのが少しもったいなかった。歌詞を聞き取るとかじゃなくて、音として耳が拾いきれなかった。

大塚MEETSの近くにTITANSというビアバーがあり、先日下北ビールフェスに出店していて知ったので、今回ライブ前に行ってみた。
海外ビールの他、餃子がウリの店だ。
ビールはBarebottleのCampione(イタリアンピルスナー)とCitra Shredder(ヘイジーIPA)をゴブレットで、OgopogoのYacumama(トリプルヘイジーIPA)をスモールで。どれも飲みやすくて美味しかった(10度越えのトリプルが飲みやすいのはどうかと思うけど)。Citra Shredderはシトラのシングルホップなのにあまり嗅いだことのない気がするアロマで面白かったし、Yacumamaはかなり甘くてミックスジュースみたいな味で驚いた。
餃子は普通の餃子と、メキシカンタコス餃子、キムチ餃子を頼んだ。メキシカンタコス餃子は辛かったけど、ライムが付いていてそれがよく合っていた。キムチ餃子は遠い昔焼肉屋で食べてたのが好きだったのだけど、それと似た味でノスタルジーを感じた。

さらにライブハウスでは1回クリスタルガイザーを挟んだ後、Left handのMeyer Lemon Drop Shandyがあったので、初めて飲むタイプのビールなので挑戦してみた。レモン果汁の味がした。
その後、酸っぱい口になったのでカルーアミルクで口直し。

そして帰宅後、日付が変わった頃に自宅でリバースした。
昔はこれくらいまでなら飲めてたんだけどもうダメか〜……。

実はライブの途中で腹を下してトイレにこもるという失敗もおかしていたのだけど、それもアルコールのせいかなあ。

映画を観た ヴェノム:ザ・ラストダンス

ヴェノム:ザ・ラストダンスを観た。11月2日、グランドシネマサンシャイン池袋にて。IMAXレーザーGT字幕版。

オススメ度★★☆☆☆

けっこう楽しめたけど人に勧められるかといったらちょっときついかな!
シリーズ作を把握しとかないとよくわからないかなと思うし、その上で無視できない不満点が結構多い、というか大きい。
予習なしで行くのは少しキツイというのと、不満点についてかなり好みが分かれそうなので、このくらいのオススメ度にしておく。

ヴェノムは結構好きなシリーズで、キャラクターの取り扱いが上手いと感じるし、SSU特有?の90年代00年代的なコンパクトな雰囲気も良い。シンビオートたちも見た目がかっこよくて、液体が絡みつくようなビジュアルとアクションも独自性があって良かった。
特に前作のレットゼアビーカーネイジなんかは昔のティム・バートン作品をオマージュしたような作品に仕上がっていて見所があった。

翻って今作はエディとヴェノム以外のキャラクターが立っていないし、敵クリーチャーのビジュアルも平凡、話のスケールが広がった代わりにポッと出感のある要素がとっちらかってまとまらない。原作のキャラを知らないと分からないのか?と思うことも多かった。
とはいえエディとヴェノムが仲良くしているのは尊いし(まあちょっとその要素も少なめだった気がして物足りないけれど)、手に汗握る場面もあって楽しめたから、それだけならオススメしづらいとかいうことはないのだけど、やっぱり一番の不満点がそれを躊躇わせる。

以下ネタバレあり。

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映画連休 今上映してる映画のネタバレなし感想まとめ

この連休期間中、映画をめちゃくちゃ観た気がする。5本か。
まだ「室井慎次 敗れざる者」「ぼくが生きてる、ふたつの世界」とかも観たいところではあったけどこれが限界か。
連休中に観た映画を含め、今上映してる中で観たことある映画をネタバレ抜きで改めてまとめて紹介する。何回感想書くねんという話だけど。書きたいから書く。

・シビル・ウォー アメリカ最後の日
ポストアポカリプス・戦争・ロードムービー。
あんま楽しめなかった。
内戦である意味が全然なく、普通の戦争でも変わらない。個人的には平凡な戦場ジャーナリストものにポストアポカリプス・ロードムービーを組み合わせただけに感じる。人々の分断が描写されないので、ロードムービーで出会う相手も銃を持った他人以上のものではない。
主軸となるジャーナリストたちのストーリーが薄く退屈。主役の一人であるジェシーが好きになれない。
平坦・単調で露悪的な不快感を誘う描写や、リアルかどうかはともかく異様に迫力ある銃火器音から、戦争の現実、アメリカの現実を感じとれるかが楽しめるかどうかのカギ。自分はフィクションだなと思った。

・ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ
ラブロマンスと法廷劇。
楽しめたけどオススメはしづらい。スケールが小さく陰鬱としていてエンタメ度が低いから。でも前作と絡めたメッセージ?を伝えきっていることは天晴。
歌のシーンが多く、そこがどうしても退屈。
相手役のリーというキャラが嫌いだったので結構イラッとしながら見ていた。
ジョーカー1を観た人には絶対観てほしい気持ちはあるけれど、エンタメ度が低いのでオススメはできないのが悩みどころ。

・トランスフォーマーONE
大人が観てもちゃんと楽しめる王道のCGアクションアニメ。
オリジンストーリーなのでトランスフォーマーの知識がなくても大丈夫。自分もなかった。乗り物に変身する機械生命体というところだけのみ込めれば。
CG表現のクオリティも高く、冒頭映る街並みで既に圧倒された。
アドベンチャーとして楽しめる展開が詰め込まれていて飽きずに楽しめる。
人間ドラマも主人公のオライオンパックスとD-16の友情を軸に楽しめ、他のキャラクターもさすがに歴史あるIPなだけあってバラエティ豊かで魅力的。
固有名詞と聞き取りづらい名前が多く、吹替で見たのだけど情報を追うのがなかなか間に合わなかったので、字幕の方がいいかもしれない。

・あの人が消えた
ネタバレ絶対NG系映画。一応ミステリーか。個人的には今年ベスト級。
小説家になろう協賛でなろう小説を扱っているのでオタク向けな面があり、オタクにもオススメしたい。
主人公のコンプラ意識がめちゃめちゃなことを我慢できるかどうかで分かれそう。
あと主人公の先輩がわりと邦画っぽいギャグとばしたりするので、陰鬱でミステリアスなトーンの映画を期待すると、ん?と思うかも。
とまあ、結構見る側の譲歩は要るかもしれないけれど、とにかく前知識ゼロで行った自分はラストでめちゃめちゃになったので、オススメ。

・Cloud
面白かったけど、これもまあ一応ネタバレNG系かも。予告観たらバレるけど。前知識ゼロで見て、なんか思てたんと違うなとなった。
しかし怖い雰囲気、嫌な雰囲気を味わいたければまず間違いない。画作り、見せ方が上手くてまんまと怖がらせられる。ジャンプスケアが一回だけあるので注意。
登場人物もいい感じに嫌な奴ばかりでじんわり嫌な気分にさせられる。
ただやっぱり思てたんと違うなとはなるので、そういうの許せる人向け。許せるなら予告は観ない方がいい。

以下、連休中に見たわけではないけど今上映してるのを確認できた映画。こちらは簡単に。

・ビートルジュース ビートルジュース
愉快なコメディ。死の世界を扱っているのでそういう意味でちょっとブラック。
前作を見て期待したものが大体そのまま出てくる。ティム・バートンらしさを近年感じていなかった人もこれなら楽しめそう。
これなんだったの?みたいに思うところがちょこちょこあるかもだけど、まあコメディなのである程度は……ね……。

・ラストマイル
サスペンス。というか、要するに踊る大捜査線THE MOVIE的な感じ。
今年を代表する大作邦画の1つとして相応しく、しっかりと楽しめる。
主人公にちょっとクセがあるのと、ちょっと小っ恥ずかしい英語が出てくるので、そこは我慢。
アンナチュラルやMIU404のキャラがどかっと出てくるので、ドラマ見ろとまでは行かずともキャラや設定の予習必須。

・侍タイムスリッパー
笑いあり涙ありの時代劇制作コメディ。
今年を代表するインディーズ邦画。自分個人としても面白かったし、個人の感想を除いても、1館上映から口コミで全国シネコンまで上映館数拡大し続けてるのが面白くないわけがない。オススメ。
終盤の展開に賛否は分かれるかもだけれど、個人的にはそこで鮮烈な映画体験をさせてくれたので、賛。

・きみの色
バンドものアニメ、と言うには大分ほんわかふわふわしている。かわいい作品。
けっこう楽しめた。基本的には主役三人の関係性をニコニコしながら眺める感じの楽しみ方。
ここで挙げてる中では一番ストレスなしでほんわか楽しめるので、癒されたい人にオススメ。

・鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎
今やってるのは真生版でそっちは見た事ないのだけど、まあ元々のやつと大筋にそう変わりはないだろうと決めつけ。
元々のやつは面白かった。横溝正史と妖怪とバトルアクションのミックスといった感じ。人間の醜さを描くダークな作風と、サービス精神のあるエンタメが共存している。
ある登場人物が一番シリアスな場面でやたらコミカルな振る舞いをしていて、そこは違和感があってもったいなかった。ねずみ小僧ではない。

・ルックバック
クリエイター賛歌の感動アニメ。ボロボロ泣けるはず。オススメ。
……と一応言っておくけど、素直に言うと、個人的には楽しめなかった。映像も音楽も合わず。特に音楽はない方が良かった。当然泣けもしてない。ストーリーは原作漫画そのままなので特にプラス要素なし(変な改変されても困るので別にいいのだけど)。
でもどうせ自分以外のみんなは楽しめるんでしょ、というひねくれた根性で、激推ししておく。